舞鶴引揚記念館を訪問し、引き揚げが行われていた当時の港のジオラマを見学される悠仁さま=12日午後、京都府舞鶴市(代表撮影) 秋篠宮家の長男悠仁さま(18)=筑波大付属高3年=は12日、第2次世界大戦後のシベリア抑留や引き揚げに関する資料を展示する京都府舞鶴市の「舞鶴引揚記念館」を私的に訪問された。
悠仁さまは地元の高校生らでつくる「学生語り部」の案内を受け、展示資料を熱心に見学。抑留者がシラカバの樹皮にすすで作ったインクで和歌をつづり、日本に持ち帰った「白樺日誌」を見て「見つかったらすぐに没収されてしまうこともあるわけですよね」と話した。
引き揚げ者を受け入れた舞鶴の港の模型を見た際は「シベリアとか向こうの港からはどれくらいの距離が」と尋ねた。その後、復元された「平引揚桟橋」も訪れた。
同館では語り部活動を行う同市の80代女性2人と懇談し、引き揚げ者を出迎えた経験を聞いた。終戦直後の人々の暮らしに話が及び、「お洋服はどうされたのですか」と問い掛けたという。
宮内庁によると、2017年に秋篠宮ご夫妻が訪れた際、同館からいずれは悠仁さまも足を運んでほしいと話があり、23年夏にも訪問の相談があった。筑波大への進学が決まり、学業に支障がないとして、この時期の訪問が決まった。
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復元された「平引揚桟橋」を見学される悠仁さま=12日午後、京都府舞鶴市(代表撮影)