文部科学省は12日、2024年度の学校保健統計調査の結果を公表した。虫歯がある子どもの割合は、幼稚園、小中高校でいずれも過去最小となった。同省によると、学校での歯磨き指導などが効果を挙げたとみられる。
調査は1948年度から実施。今回は全国の幼児や児童生徒から抽出した約319万人を対象とし、健康診断の結果から調査した。新型コロナウイルスの影響で20〜23年度は調査時期を延長していたが、従来の4〜6月に戻した。
それによると、虫歯がある子の割合は、幼稚園20.74%、小学32.89%、中学26.50%、高校34.70%だった。
一方、視力は引き続き低下傾向にあった。裸眼視力1.0未満の子の割合は小学36.84%、中学60.61%、高校71.06%で、調査時期の異なる20〜23年度を除いて小中高で過去最大となった。