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「算数の点数が悪い」「算数の勉強を頑張っているのに、成績が伸び悩んでいる」。そんなわが子をどうにかしたいとお悩みのママは少なくないのではないでしょうか。算数は抽象的な概念を数字に表して解くため小学生には理解するのが難しい科目かもしれません。ママスタコミュニティにもあるママからこんな質問が寄せられました。
『算数ができるできないって生まれつき持った能力の問題?』投稿者さんは、小学生のお子さんが算数が苦手なようですね。いくら頑張っても算数の成績が伸びず、算数の出来・不出来は生まれもったセンスなのではないかと疑問に感じて投稿を寄せてくれたのかもしれません。ママスタコミュニティのママたちはどうでしょうか。ママたちの声を紹介します。
算数に苦手意識のあるママたちの声
『私は数字見るだけでクラクラする』
『私も〜。脳が拒否している』
『私は苦手、必死に勉強したけれど無理だったわ。旦那は算数や数学が得意なんだけど「数式は綺麗」と言っています』
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『私も算数が苦手だった。小学生のときに母に「なんで円錐の体積求めるのに三分の一をかけるの?!」と泣きながら聞いていたな。母も説明できないのか「そういうもんなのよ!」とキレられたの今も覚えている』こちらのママは自分自身も算数が苦手だったようですね。算数ができる人は生まれもったもので、努力ではどうにもできなかったと感じています。一方、算数の解法を覚えてしまえば、スラスラ解けたという人もいて、算数の点数を上げるためにはコツがあると感じているママの声もありました。
算数の問題を解く際の思考のタイプは3つ!?
『塾で理系の講師していた。算数の解き方には独特の考え方の癖があって、1つは文章題も色ペンで文字や数字をなぞらせただけで、意味や概念を説明したらやり方は自力で導き出せる算数のセンスがあるタイプと、もう1つは意味ではなくやり方を説明しないとあまりできない算数のセンスがないタイプ。あとは、かなり複雑なタイプで、これは一周回って頭いいのか思考回路が複雑すぎるだけなのか。その子にもよるけど、ビックリするルートで導き出すから面白い。小1の足し算のときにも顕著に特徴が出ると思う』算数の塾講師の経験のあるママから、子どもたちを教えた経験則から思考の癖を分析し、アドバイスを寄せてくれました。こちらのママの経験を元に整理をすると以下のタイプがあるようです。
・算数の概念を直感的に理解し、問題の構造をすぐつかめるタイプ
・算数の問題(特に文章題)で何を求めていいかわからないため、しっかり解法を教えてこまないと解けないタイプ
・独自の解法を見出し、答えを導き出すタイプ
もしこちらのママがいうように小1の足し算の段階でどのタイプなのかが見極めができるのなら、「算数のセンスは生まれつきものでは?」と感じてしまうかもしれませんね。
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文章題が苦手な子には情報整理とパターン学習を!
『文章題はパターンの反復練習をしたら大丈夫。求める数を緑、もとにする数を赤、みたいな感じで常時決めておいて、解く前に決めた色の色ペンで言葉や数、単位のところにアンダーラインひいてから問題解くことをやったら、問題で何を聞かれてるかを整理できるようになり作業できるようになるよ』文章題は与えられた情報と、求めるべきものをマーカーなどで色分けし、情報を整理する練習を重ねれば、解けるようになるとアドバイスを寄せてくれたママもいました。たしかに、算数が苦手なお子さんは「一体何を求めたらいいかわからない」と文章を読んだだけでは整理できない子もいそうですよね。そうした場合に、視覚的に情報を整理するやり方は効果がありそうですよね。
算数を学ぶねらいは?
情報整理とは、言うならば「筋道を立てて考えること」ではないでしょうか。
『「筋道を立てて考える」ことは、正しいことを見いだしたり、見いだしたことの正しさを確かめたりする上で欠くことのできないものである。それは、ある事実の正しさや自分の判断の正しさを他者に説明する際にも必要になる』引用:文部科学省「小学校学習指導要領 算数編」
文部科学省の「小学校学習指導要領 算数編」でも算数を勉強する上で「見通し持つこと」「筋道を立てること」の大切さについて触れられていました。つまり、算数の学ぶねらいは、ただ答えを解くのではなく、情報整理をして筋道を立てて説明できる能力が養うことにありそうですよね。これはロジカルシンキングにも通ずる能力です。ですから「どこから手をつけていいかわからないといった状態」に陥っているお子さんには、まずは問題を分解し、「求めるもの」「与えられている情報」を色分けや印をし、どんな手順で解くか(公式を使うか図に表すかなど)、筋道を立てるように導くといいのではないでしょうか。
さらに余裕があれば、どうやって問いたのかを他者に説明できるようになるといいでしょう。はじめは、ママが質問をして子どもが立てた筋道を確認してみるといいかもしれませんね。そうした練習を繰り返すことで、算数だけでなく、国語力の向上にもつながっていきそうです。「生まれつきのセンス」だと諦めず、ぜひサポートしてあげてくださいね。
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