
家族で食事をするとき、ご飯やお味噌汁は各自によそわれるもの。それを準備する人が決まっている家庭も多いことでしょうが、ママスタコミュニティのあるママから、こんな質問がありました。
『中学高校生になっても、ママにご飯や味噌汁よそってもらっている子がいるんだって! おかしくない?』子どもが中学生や高校生になっても、ご飯やお味噌汁を親によそってもらうことに抵抗を感じている投稿者さん。子どもが小さく火傷の心配があるならわかりますが、中高生なら火傷に注意しながら自分でよそえる年齢と考えているようですね。このことについて、ほかのママたちからも、意見が寄せられています。
確かに、おかしいのかもしれない……
『男尊女卑の家庭育ちの旦那の躾が本当に大変だから、旦那も子どもたちも配膳は自分でさせている。子どもたちは自主的にするけれど、旦那は放っておかれて渋々自分でする感じ。やっぱり子どもの頃の環境は大事だと思う』あるママの場合、旦那さんが育った環境は男女の役割分担がはっきりしていて、家事などは女性がするものという考えだったそう。そのため、結婚してもご飯をよそうのは妻の役目として何もしなかったのかもしれませんね。その考えを変えてもらうために努力しているようですが、変えるのはなかなか難しそうです。子どもの頃の環境は大人になっても大きな影響を与えるので、自分でできることは自分でするというのは、大切なこととの意見もありました。
ママがみんなの分をよそう理由
各々が動くととキッチンが混雑してしまう
『最初の1杯はみんなの分を誰かがまとめてよそう。自分でよそいに行っていたらキッチンが混雑、いただきますがなかなかできないわ』
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『みんなが同じ時間に食べるなら、いちいちキッチンによそいにこられたら邪魔だから私がよそう』キッチンのスペースはそれほど広くない場合が多いので、それぞれがご飯などをよそっていたらキッチンが混雑してしまいます。もしかしたら、ぶつかってご飯やお味噌汁をこぼしてしまうかもしれません。そのようなリスクを考えたら、ママが1人でキッチンに入ってよそったほうがスムーズですしリスクも少ないのでしょう。
ママが一度にやるほうが効率がよい
『1人1人よそわせるの? 効率悪くない? 家族分をいっぺんによそってお盆で運んだほうが早い』
『全員一緒に食べるなら1人がよそって、配膳は別の誰かにしてもらうほうが効率よくない?』各自がよそうとなれば、誰かがよそい終わるのを待つことになるので時間がかかってしまいます。それならば、1人が全員分を一気によそってしまったほうが、時間もかかりませんし、効率的ですね。よそった分を家族がテーブルまで運べば、スムーズな流れができそうです。
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子どもの役割を作ってみては?
『いろいろな役割があるでしょう。よそう人、おかずやお茶などを運ぶ人、テーブル整える人、洗い物をする人と分担しているよ』
『うちはよそうのは親、子どもが机を拭いて、よそったご飯を運んでいる』子どもが中高生になれば、自分でご飯やお味噌汁をよそうこともできるのでしょう。それなのに親がよそっていると、違和感を抱いてしまうこともあるかもしれません。でも、家族が同じタイミングで食事をするならば、1人がよそったほうがキッチンが混雑しないですし、効率もよくなりますね。
子どもが目の前にご飯が並ぶのを、ただ座って待っているだけというのは、あまり好ましくないのかもしれません。子どもの年齢によってできることは違ってきますが、テーブルの上を片付けたり、親がよそったご飯をテーブルに運んだりするのもよいのでしょう。何かしらの役割を与えることで、食事の準備をするのは当然という考えになり、将来自分でできるようになるのかもしれませんね。
文・こもも 編集・みやび イラスト・神谷もち
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