スーパーで買ったエノキタケの根元(石づき)をペットボトルで育ててみた結果がYouTubeで話題です。動画は、記事執筆時点で19万回再生されています。
動画を投稿したのは、元きのこ研究者という「もれ郎」さんがきのこの栽培方法を解説するYouTubeチャンネル「もれ郎【おうちでかんたんきのこ栽培】」。今回は、ペットボトルでエノキタケの再生栽培に挑戦します。
まず、容量500ミリリットルほどのペットボトルを、カッターを使って真ん中あたりの高さでカット。上側の切断面を火で軽くあぶって縮ませて、下側にはめられるようにしました。
次に、エノキタケの石づきから指2本分の幅のあたりにある根元の段差部分でカットします。
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いったん濡らしてから絞ったキッチンペーパーをペットボトルの底に折り畳んで敷き、カットしたエノキタケの石づき部分を押し込みました。キャップを外したペットボトルの上部をはめ、その上からビニール袋を被せたら準備完了。ここから栽培スタートです。
なお、濡らしたキッチンペーパーはペットボトル内の湿度を保つためのものなので、途中で水を足す必要はありません。
ペットボトルの中の石づきは、3日後にはところどころに小さなカサが見え始め、6日目にははっきり確認できるようになりました。7日目には柄も伸び始め、8日目にはさらに成長。11日目にはすっかりエノキタケらしい姿になりました。
12日目にはだいぶ伸びて柄が太いものも確認できたので、ここで収穫してみます。柄がねじれて割れたものや、カサが少し茶色のものもありましたが、食べる分には問題なさそうです。石づきには菌糸が生えていました。
食べられる部分をカットし、14.5グラムのエノキタケを収穫。自家製のなめ茸を作り豆腐にのせてみたところ、太めの柄がしゃっきりとしておいしかったそうです。
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なお、この栽培方法を実践する場合は、ペットボトルをカットするときに手を切らないように保護し、火であぶるときには火の取り扱いや換気に注意が必要になります。また、栽培途中でカビが発生するかもしれないので、衛生面にも気を配りたいところです。
もれ郎さんによると、今回は直射日光が当たらない窓際にペットボトルを置いたそうで、「室温が高いと失敗しやすい気がします」と説明。再生栽培については今後さらに繰り返して挑戦し、カビにくい方法を模索していくそうです。
これまで捨てていた根元から新たなエノキタケを収穫できることに、コメント欄では「凄いですね!」「これは面白そう」「わあ〜捨ててたわ。やってみよ!」「もっと早く知りたかった」「自分で育てたエノキは最高に美味しいでしょう」「子供の実験にちょうどよいですね」といった声が上がっています。
もれ郎さんは、きのこ栽培の魅力をYouTubeチャンネル「もれ郎【おうちでかんたんきのこ栽培】」のほかにXやブログでも伝えています。
動画提供:YouTubeチャンネル「もれ郎【おうちでかんたんきのこ栽培】」
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