民生技術発掘へコンテスト＝装備庁、米ＤＩＵと初共催

　防衛装備庁と米国防総省の研究機関「国防イノベーションユニット」（ＤＩＵ）は１９日、安全保障上の課題解決に向けた先端技術の活用策を競う「日米グローバルイノベーションチャレンジ２０２５」を東京都内で開催した。安保環境が複雑化する中、優れた民生技術を持つスタートアップ企業を発掘し、防衛力の強化につなげるのが狙いだ。

　両機関共催によるこうしたコンテストは初めて。若宮健嗣防衛相補佐官は基調講演で「先端民生技術をいかにスピーディーに防衛装備に取り込んでいくかが死活的に重要な課題となっている」と強調した。