米ホワイトハウスでの記者会見で質問を受けるトランプ大統領=12日、ワシントン(EPA時事) 【ワシントン時事】トランプ米大統領は12日、ホワイトハウスで記者会見し、中国と大幅な関税引き下げで合意したことに関し、中国の習近平国家主席と今週末にも協議する意向を示した。
ベセント財務長官とグリア通商代表部(USTR)代表は10、11両日、スイスで中国の何立峰副首相と協議し、双方が関税を90日間、115%引き下げることで合意した。米中貿易戦争が激化し、世界経済が深刻な打撃を受けるリスクは当面、回避された。
トランプ氏は「大きな合意だった」と評価。「(米中の)関係は非常に良い」と強調した。その上で、「習主席と話し合う。おそらく今週末だ」と語った。
トランプ氏はまた、「合意の最も良かった部分は、われわれが中国(市場)を開いたことだ」と説明。「中国が米企業に対し、市場開放で合意した」と主張した。