
前回からの続き。俺(タク、30代)は妻(ユキカ、30代)と息子(ミツル、3歳)と都内で暮らしています。ミツルは身体が弱いため、遠方にある実家には帰省していません。正直、俺は母(ハナエ、60代後半)が嫌いなので実家に帰ろうとすら思わないです。しかし母はミツルの体調を理解せず、帰省を強要してきます。相変わらず俺の行動を縛ろうとする母にはウンザリしました。わが家は母と距離を置いていますが、実家の近くに住む姉(サヤ、30代)家族は母と仲が良いです。

俺はいつも母の愛情に縛られているような気がして息苦しく感じていました。母はいつも「あなたのため」と言って、自分の考えを押しつけてきます。


母の押しつけで一番揉めたのは、大学進学でした。俺は現役のとき、大学受験に失敗しました。浪人中は俺の成績はどんどん上がり、A大学はもちろん、都内にある憧れのB大学にまで合格できました。しかし母からは都内の大学への進学に猛反対を受けたのです。



母から離れて過ごす大学生活は自由で解放感に満ちていました。しかし大学生活はあっという間に過ぎていきます。俺は地元で就職するという母の希望を無視しました。都内に出たときから、実家に帰るつもりなんてなかったのです。
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俺はずっと母の過干渉に耐えてきました。俺は母に自分の意思を無視され、「あなたのため」と言われ続けてきたのです。
しかし、今になってはっきりとわかります。母の愛情は、俺を縛りつけるだけでした。
俺はミツルの成長を見守るなかで、俺がかつて母に感じた息苦しさを息子には感じさせたくないと心から思うようになっています。
もう母には、俺の人生にこれ以上関わってほしくないです。できるなら、もう二度と会いたくないのです。
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原案・ママスタ 脚本・rollingdell 作画・んぎまむ 編集・石井弥沙