
幼い子どもを乗せて送迎するのに便利な、電動アシスト付き自転車(以下:電動自転車)。日々の移動をラクにしてくれる、ママたちの強い味方です。ネックは普通の自転車に比べ、価格が高いこと。それだけに選ぶときはより慎重になりたいところです。
ポイントは押し歩き機能?坂道を上るのにサポートは必要か
電動自転車の購入に迷う方からの投稿が、ママスタコミュニティで見つかりました。お子さんは高校生。お子さんを乗せて走るためではなく、自分自身のために使いたいと考えているそうです。
『これまで勤務していた会社の正社員になることが決まり、通勤用にどの電動自転車を買うかで迷っています。今は安い普通の自転車で通っていますが、坂道がキツくて。通勤は片道4キロです』候補はふたつあり、ひとつはバッテリー容量8Ahの車種。価格が10万円ほどとお手頃ですが、押し歩き機能は付いていません。もうひとつはそれよりもバッテリー容量の大きい車種。価格が15万円ほどと高いものの、押し歩き機能が付いている点に惹かれるそう。「押し歩き機能」とは自転車を押しながら歩くとき、モーターが歩行をサポートしてくれる機能のこと。電動自転車は重さがあるので一般的な自転車より押し歩きに苦労しますが、機能がついていればそれがラクになるわけです。
投稿者さんがこの機能をポイントに挙げたのは、高校生のお子さんのため。休日に習い事に行く際、その電動自転車を使いたいと考えているそうです。向かうまでには長くて急な坂道があるのだとか。ちなみに投稿者さんの通勤路にある坂道は短いため、その機能は不要と考えているようです。
『どんなにキツい坂道でも押し歩きすることはない。十分上れるよ。そもそもあんなに重い自転車を、坂道で押すことはできない』
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「子どもを乗せているなら便利だけど」という声もあったように、押し歩き機能は時と場合によっては有効です。駐輪場のスロープや歩道橋を押して上る、自転車走行禁止の商店街を押して通り抜けるといったシーンでは活躍しそうです。ただ投稿者さん、そしてそのお子さんなら、なくても気にならない機能ではないでしょうか。
押し歩き機能は不要でも、じっくり検討したいのがバッテリー容量
その代わりにたくさん寄せられたのが、バッテリー容量についてのアドバイス。容量に比例して自転車の価格が上がっていくので悩みどころではありますが、たくさんの方が「多いほうがいい」と口を揃えました。
『スマホと同じで容量がだんだん少なくなってくるので、古くなると減りが早いらしい。毎日8キロ走るなら、毎日のように充電しないといけなくなるよ』一度の充電でどれだけ走行できるかに違いがある、バッテリー容量。同じ距離でも坂道を走ると消費が早いようです。「8は心もとない。せめて12」「乗るたび充電するのは面倒。大きいほうがいいよ」「バッテリー容量16なら、2週間に一度の充電でも持つと思う」と教えてくれるコメントも。8Ahのバッテリーの車種は価格が手頃で、近場の買い物程度の利用ならおすすめというのが大方の意見。往復で毎日8キロ乗ることになる投稿者さんのケースなら最低でも12Ah、できれば14〜16Ahが安心のようです。
『バッテリーは盗難の獲物になりやすい。駐輪したらとにかくバッテリーを外して、屋内に入れておくのがいいらしいよ』充電するために簡単に取り外せるようになっているバッテリー。それは利用者だけでなく、盗難者にとってのメリットにもなります。毎回いちいち取り外すのが面倒に思えても、忘れずにしまっておくようにしましょう。
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もう普通の自転車には戻れない!一度試し乗りしてみたら?
初めての電動自転車の購入を検討している投稿者さん。利用者からは激推しする声が多く届きました。
『もう普通の自転車に戻るのは無理』
『買って後悔はないから、奮発しても高いものを』とくに坂道の多い地域に住んでいるみなさんからは、「絶対に買ったほうがいい!」と熱いコメントが。
『私は今40代。仕事だけでも大変なので、電動自転車のおかげで体力が温存されて助かっています。乗り始めの急発進だけ気をつけてください。私は生け垣に突っ込んだ』お子さんが高校生ならもう親の手はかなり離れているでしょうが、仕事に家事にと毎日大忙しであろう投稿者さん。「私もアラフォーです。正社員になったことで、さらに仕事がハードになりそう」なのだとか。少しでもラクをするための電動自転車、けっして高すぎる買い物にはならないのではないでしょうか。通勤が快適なら、仕事へのやる気もますます上がりそうです。
コメントにもあったように、初めて乗る人にとって気をつけたいのはペダルを踏んだときの急発進です。普通の自転車よりも重さがある分、慣れないうちはヨロヨロしたり、バランスを崩してしまう不安も。「購入前に試し乗りをしてみるのもいいかも。お店でもいいし、持っている知り合いに頼んでみては?」というコメントもありました。お店での試乗はマスト、可能であればその前に電動自転車を持っている友達に借り、近所を走ってみるのもおすすめです。
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