ファストフライデーはマクラフランがトップも、単独走行ではディクソンが最速/第109回インディ500走行4日目

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2025年05月17日 12:10  AUTOSPORT web

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2009年以来のインディ500勝利を目指すスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)
 5月16日、インディアナポリス・モータースピードウェイで開催される伝統のレース『第109回インディアナポリス500マイルレース』のプラクティス走行4日目が行われ、スコット・マクラフラン(チーム・ペンスキー)がトップスピードを記録した。

 佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、12番手で走行4日目を終えている。

“ファストフライデー”と呼ばれる予選前日のプラクティス走行日。この日から予選に向けて、ブースト圧が引き上げられう約100馬力出力がアップする。

 正午から6時間のセッションはスタートし、各車、予選に向けて走行を重ねた。 セッション終盤には雲が覆い始めたが、ターン1の路面温度は約60度まで上がり、時折強い突風も吹く厳しいコンディションとなる。

 セッション中、キッフィン・シンプソン(チップ・ガナッシ)とカイル・ラーソン(アロウ・マクラーレン)が予選シミュレーション中にクラッシュを喫したが、両者ともに大きな怪我はなかった。

 トップスピードを記録したのは、昨年インディ500ポールポジションを獲得していマクラフラン。233.954mphと234mphに迫る速さを見せた。このスピードは、ドラフト走行の影響下でのスピードで、ノートウラップ(単独走行)では、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)が記録した232.561mphが最速だった。

 2009年以来のインディ500勝利を目指すディクソンは、「良かったよ。最初の予選シミュレーションはとてもコンサバだった。コンディションにとても困惑していたし、キッフィン(シンプソン)も心配だった。彼が無事で良かったよ」

「マシンには十分なスピードがまだあると思う。本当にスムーズだし、僕もかなりコンサバな走り方をしているからね。明日はどうなるか誰にもわからないよ。コンディションもかなり厳しくなると思う」とコメント。2022年以来のインディ500ポール獲得となるだろうか?

 3番手にはアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ)、4番手に単独走行では速さを見せているカイル・カークウッド(アンドレッティ・グローバル)、5番手にコルトン・ハータ(アンドレッティ・グローバル)が続いた。

 ノートウラップの速度ではハータまでがマクラフランより上となっており、単独走行ではホンダ勢が優勢を見せている。

 佐藤琢磨は、16周を走行し、231.365mphで12番手で走行を終えている。

 セッション終了後には、予選の走行順のくじ引きが行われ、1番を引いたマーカス・エリクソン(アンドレッティ・グローバル)から4周連続走行のアテンプトが行われる。佐藤琢磨は、21番目の走行順だ。

 各車1回ずつのアテンプトを終えると、再びアテンプトが可能となり、17時50分に予選1日目は終了。上位12台がトップ12クオリファイに進出し、13番手から30番手はその順位でグリッドが決定。31番手以下はラストチャンスクオリファイに進み、決勝へ出走できる3枠を争うことになる。

[オートスポーツweb 2025年05月17日]

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