
【写真】「俺らはやっぱり、こっちなんだ」渡部、西野がボロボロに!? 『罵倒村』場面カットをイッキ見!
本作は、日本のNetflix週間TOP10(シリーズ)で1位を獲得したNetflixコメディシリーズ『トークサバイバー!』など数々の話題作を手がけた佐久間宣行が仕掛ける、罵倒されまくる芸人の“怒り”と“笑い”が渦巻くNetflixコメディ。罵倒村という架空の呪われた村を舞台に、個性派芸人たちが容赦ない罵倒に耐え抜く罵倒デスゲームを繰り広げる。
YouTubeの企画として行われていたものが、出演者の数や予算の規模も拡大してNetflixコメディとなって配信される。配信記念番組では、4人が爆笑しながら本作の見どころを語り合った。渡部が「YouTubeもすごかったけれど、あれよりも全然すごい」、西野も「スケールがデカい」、佐久間もバスの爆破シーンがあると語るなど、パワーアップしたと太鼓判。それぞれが名シーンをオススメする一幕もあり、加護亜依と渡辺隆(錦鯉)によるやり取りをあげた佐久間は、「すごいシーンが撮れていると思った」と感動すら覚えた様子だ。
教団の教祖役を担った西野は、もともと罵倒を“浴びせる側”として出演する予定だったとのこと。結局は厳しい言葉を浴びせられ、散々いじられる側となり、そういう役割は「卒業したと思った! やめてくださいよ!」とタジタジとなった西野だが、「『罵倒村』(の収録)終わりの風呂、めっちゃ仲良くなる」としみじみ。あの手この手で罵倒された側は、お風呂に入りながらいろいろな感情を分かち合い、絆が深まったという。これには渡部も「当日は極寒だった。お笑いをやってきてまったく接点がなかった面々で、風呂に入った。かつて出川(哲朗)さんや上島(竜兵 )さんから、『リアクションをやった後にみんなで風呂に入るのが、芸人として一番幸せな瞬間だ』と聞かされていた。これか! と思った」と同調していた。
配信記念番組の収録後のインタビューでは、西野が「自分の中では『片付いたじゃん! 終わったじゃん!』と思っていた話を、もう一度掘り起こされた。『触れないで!』と思いました」と過去の傷をえぐられたと苦笑いを見せる一方、渡部は本作を通して「言い訳や弁明ができた」と告白。
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■“ここ以外では見せたことのない顔”も 西野「ボロボロにやられました」
本作では、それぞれがここ以外では見せたことのない顔も見せているという。西野が「僕は調子に乗って、仕事を選んでいるはずなんです。クリエイターですから。今は、カッコいい仕事しかしていない。でも『罵倒村』には選択肢がなかったですね! 罵倒する側だったと思っていたのに……ボロボロにやられました」と回想すると、佐久間は「完全に騙しました。形勢が逆転して、覚悟を決めるまでのスピードがすごかった。多分、世界記録です!」とやり切った西野に惚れ惚れ。すると渡部は「俺らはやっぱり、こっちなんだ」、西野も「こっちなんだと気づかせてくれた」と再確認する。
そして罵倒する側のみりちゃむは、今やNHK連続テレビ小説『おむすび』にも出演を果たすなど女優としても活躍中。「みんな、罵倒しやすいスキャンダルがいろいろとある」と声を弾ませたみりちゃむは、「渡部さんも西野さんも、カッコ悪い仕事だと言いながら、なんだかんだすべてに対応して、最後までしっかりとやってくれる。さすが芸人」と称え、「私は、地元の友だちとかには『口が悪い』と言われることもあるので、素でやっているところもあります。でもこんなに罵倒するのはここくらい!」と楽しそうな笑顔を見せていた。
罵倒される仲間として、「戦友のようになった」という渡部と西野。西野が「同じ傷を負っているよ、わかるよという気持ちになる。『罵倒村』はサウナのよう!」と分析すると、渡部も「気持ちが整った!」と息ぴったりにコメント。佐久間は「実力がない芸人さんにはやらないんです。面白い芸人さんが集まって、その人たちの隙を突いていくのが『罵倒村』。笑いになるのはすべて、罵倒される芸人さんに腕があるから。腕のない人にはやっちゃダメです」とメンバーへの信頼感を語る。渡部は「こう言われてしまったら、もう文句が出ない。すべてを捧げます」、西野も「気持ちよくなっちゃった。『またよろしくお願いします!』と思っちゃう」と続くなど、今後の展開にも期待がかかる。
YouTubeからNetflixに場を移し、さらなる進化を遂げた異例の企画となった。なぜ『罵倒村』は、人々を惹きつけるのだろうか。「そういう時代なんだと思います」と切り出した仕掛け人の佐久間は、「『面白くない罵倒って、ダメだよね』と思うんです。『人をいじるなら、これくらい面白くないとダメなんだ』と感じるような作品」だと分析していた。(取材・文・写真:成田おり枝)
Netflixコメディ『罵倒村』は独占配信中。
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