
前回からの続き。私(ユオ、26歳)は結婚2年目で、現在妊娠しています。夫(カズキ、27歳)は高校の先輩で、姉(ミナ、27歳)の同級生です。高校時代は私が美術部、カズキと姉はテニス部に所属していました。私は姉を通してテニス部の部員たちと仲が良くなり、社会人になった今も年末に“同窓会”として集まっています。私は今年の同窓会も楽しみにしていたのですが、姉は過去の話を持ちだして「私の友人関係に入ってこないで」と怒ってしまいました。私はあらためて過去を振り返るも、私に落ち度があると思えなくて戸惑っています。



「お姉ちゃんさ、やっぱり言っていることおかしいよ」姉が私の話に納得する様子はありません。そして同窓会当日、私が出かける準備をしていたら「アンタが行くなら私は行かない」と言って、姉は本当に同窓会を欠席してしまったのです。



「普通この状況で行く!? ほんと、そういうとこ! あーキライだわ!」と姉に捨て台詞を吐かれましたが、腹が立った私は無視してそのまま同窓会に出かけました。
みんなは姉が来られないことをとても残念がっていました。なんと、今日は姉の結婚をお祝いする会でもあったそうなのです。今日は特別な会だったのかもしれないと考えると、少しだけ申し訳ない気持ちが湧いてきたのでした。
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姉との言い争いでも、高校時代を振り返っても、私は悪くないと思っていました。しかし今回の同窓会が姉の結婚を祝う特別な会でもあったのかもしれないと気づき、申し訳ない気持ちになりました。
私にとって楽しみな会ですが、私以上に姉は楽しみにしていたのかもしれません。姉の気持ちを考えると、少し胸が締めつけられるような思いがしました。
私は姉の状況や気持ちを考えずに行動したことに対し、少しだけ後悔の気持ちが芽生えたのです。
【第4話】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・rollingdell 作画・うーにゃ 編集・石井弥沙
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