「不公平ですよね」国民民主・玉木代表は不倫で役職停止、疑惑の山尾氏は公認取り消し…処分の“差”に広がる怒りの声

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2025年06月13日 11:00  web女性自身

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《擁立前の準備段階から決定、発表、その後のフォロー、公認見送りの判断に至るまで、それぞれの段階でもっと良い形で行動できなかったか、今も自問自答しています。様々な経緯がありますが、ご支持、ご期待いただいている皆さんに対してだけでなく、山尾さんに対して大変申し訳なく思っております。 本人にお詫びしました》



6月12日夕方、Xにこう反省の弁を綴ったのは国民民主党の玉木雄一郎代表(56)。玉木氏が逡巡を繰り返しているのは、11日に決断した山尾志桜里元衆院議員(50)の公認取り消しに他ならない。



5月14日に、今夏に控える参院選に山尾氏を比例代表で擁立することを発表した国民民主党。しかし、’17年に弁護士の倉持麟太郎氏との不倫疑惑、’21年に議員パスの不正利用問題が報じられるなど“いわくつき”の同氏の擁立は、たちまち波紋を呼ぶことに。昨年の衆院選で議席を大幅に増やし、支持を急速に拡大した同党は、逆風にさらされることとなった。



ネットをはじめ、山尾氏の擁立を中止することを求める声が相次いだが、判断を覆すことはなく6月10日には山尾氏が立候補表明の記者会見を行った。そのなかで、同氏は不倫疑惑については“男女の関係はなかった”と改めて否定し、詳細については「お話させていただくのは、控えさせてください」などと答え、決して踏み込むことはなかった。いっぽう、議員パスの不正利用や’16年に報じられたガソリン代の不正計上については認めた上で陳謝もしていた。会見は約2時間半におよび、山尾氏本人としては“説明責任”を果たしたはずが――。



会見翌日の11日夕方、国民民主党は両院議員総会で山尾氏の公認取り消しを決定したのだ。理由について、玉木氏は同日、「正直、有権者や全国の仲間、支援者から十分な理解と信頼が得られないと判断しました」と話し、榛葉賀津也幹事長も多くの人から「昨日の記者会見で山尾氏は疑問を払拭できなかった」といった指摘や「すべての都道府県から公認を見送ってほしい」と要請があったことを明かした。



党運営には支援者からの理解は必要不可欠だ。しかし、ある全国紙の政治部記者は、今回のゴタゴタぶりは「自ら招いたもの」と喝破する。



「そもそも山尾さんに国政復帰するよう要請したのは、他ならぬ玉木代表です。山尾さんも公認取り消しを受けて12日に発表したコメントのなかで、榛葉幹事長とともに三顧の礼で要請を受け、悩んだ末に決断したことを明かしています。10日の会見で山尾さんが様々な疑惑について納得のいく説明ができなかったことが公認取り消しの理由の1つとしていますが、いずれも過去の話で、そのことがネックになるなら擁立しなければよかっただけのこと。山尾氏は12日のコメントで、疑惑について党に懸念を抱かせないよう、公認前に自ら選対に面談を申し出たが、“不要”と判断されたことを明かしていますし、事前の仕切りがずさんだったといわざるをえません」(政治部記者)



さらに、山尾氏は10日の会見に玉木代表と榛葉幹事長の同席を求めたが、「辞退会見であれば同席する」と返されたことも暴露している。自ら国政復帰を呼びかけ、擁立しておきながら、会見翌日に冷酷な“掌返し”をした玉木氏。



さらに山尾氏は“疑惑を払拭できなかった”と指摘を受けたが、玉木氏も同じ“脛に傷”を持っている――。



党が大躍進した衆院選直後の昨年11月、「FLASH」が玉木氏と元グラビアアイドルで高松市観光大使の女性との不倫疑惑を報じた。これを受け、玉木氏はすぐさま会見を開き、「報道された内容はおおむね事実」と認め、謝罪。その後12月に党から3カ月間の役職停止処分を受け、3月に代表職に復帰していた。



それだけにX上では、2人の“差”に違和感を唱える声が相次いでいる。



《玉木雄一郎氏、自分の不倫は棚に上げて何言ってんだ!? 役職停止3ヶ月の軽い処分では到底納得出来ない。潔く退いていただきたい》
《なあ、国民民主党、 山尾しおりがNGで、玉木雄一郎はOKなのはなぜなんだ? 許される不倫と、許されない不倫があるというのか? わかるように、論理的に、明解に説明してくれよ》
《自身の不倫は『たった3か月表に出ないだけ』の甘々処分なのに、不倫していた事がわかっていたにも関わらず公認決定して、世間から批判受けるとサッサと取り消し、知らん顔の玉木雄一郎氏… ホント勝手な男と思います》
《山尾志桜里はダメで、玉木雄一郎はいいのか。不公平ですよね》



「玉木さんは不倫を認めており、山尾さんは認めていないという点や、現職と候補者といった違いから、処分に差が出ることはある程度仕方ない面もあります。とはいえ、不倫を認めた代表が自ら誘っておきながら、党への逆風が強まるやいなや切り捨てるのは、“不平等”と言われても仕方ないでしょう」(前出・政治部記者)

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