
8歳の女の子がママに向けて書いた1枚の手紙がThreadsで反響を呼んでいます。「ママ、ごめんなさい」から始まる丁寧な文章に、「何事も伝え方がすべて。この歳から素晴らしいですね」「ラミネートして取っておいてほしい!」と称賛の声が集まっています。
投稿主のMicさんが買い物から帰ってくると、8歳の娘さんの靴に1枚の貼り紙があったそうです。張り紙はママへ向けたあるお願いの手紙でした。
『ママ、ごめんなさい。学校から帰っていて、ゆめとはなしてたからよそみして、水たまりにはまってしまいました。なので、かわかしてくれるとさいわいです。』
ママへの謝罪から始まり、的確な状況説明、そして最後には乾かしてほしいという依頼を丁寧に書いています。特に、『さいわいです(幸いです)』という文末は、8歳とは思えない表現ですよね。
|
|
手紙を見たMicさんは、ご主人が帰宅されるまでそのままにしておいたところ、ご主人が「すごすぎるやろ!!」と感銘を受けながら部屋に入り、そのまま娘さんの靴を洗い、脱水して乾かしてくれたとのこと…!無事に靴は乾き、翌日娘さんも元気に登校できたそうです。
Threadsでの反響を喜んでいたという娘さんに、お手紙を書いた理由を尋ねると、「伝えることを忘れないようにしなきゃと思ったのと、ママが帰ってきたときにすぐに気づいてほしかったから」としっかりとした理由が返ってきました。好きな食べ物は「グラタンとシチュー」で、よくママにリクエストするという子どもらしい一面も。
投稿したMicさんに手紙への感想や育児で大切にしていることなど、話を聞きました。
ーー娘さんからの手紙を読んだときの感想を改めて教えてください。
「正直、初めて読んだときは、『ん?今なんて書いてる?さいわい??もうそんな言葉知ってるの?』と驚いて二度見しました(笑)。
|
|
でも、間違いなく”気持ちを込めて丁寧に書いた”というのが伝わってきて、親バカですがとても感動しました。
SNSで予想以上の反響があったとき、『子どもの言葉に、大人がほっこりする』ってこういうことなんだなと思いました。自分が8歳のときには、『さいわい』なんて言葉は知らなかったと思います」
ーー今回は娘さんの手紙での文章力が話題になりましたが、小学5年生の息子さんも県で11位になるなど公文式を頑張っているそうですね!お子さんの学習で大切にされていることはありますか?
「勉強は、『やらせる』より、『続けた自分をちょっと好きになれるかどうか』が大事だと思っています。
娘は気が向くと何時間でも絵や物語(漫画風)を描いているので、好きなことは好きなことで伸ばし、勉強もいきなり長時間やるより毎日少しずつ続けるほうが結果楽だよ、と話ています。最近は、2人とも自主的に宿題や公文をするようになっています」
|
|
ーー育児面ではいかがですか?
「育児で心がけているのは、『親が頑張りすぎないこと』と『面白がる力を育てること』です。子どもの姿に、私の方が学ばせてもらう日々です。
口を出したいときもたくさんありますが(笑)、小学生になってからはあまり先回りしないように気をつけています」
九州の離島で暮らすMicさんのThreadsアカウント(@bluecube8823)では、癒されること必至の愛猫の写真や、子どもたちとの日常エピソードを見ることができます。
(まいどなニュース/ラジオ関西・五ヶ瀬 あお)