
国民民主党の玉木代表からラブコールを受け、参院選の出馬を予定していた山尾志桜里氏。10日、山尾氏は出馬会見を行いましたが…一転、11日、国民民主党からの「公認を取り消し」となりました。12日、山尾氏はSNSを更新。玉木代表ら執行部の統治能力を痛烈に批判しました。盟友の2人に何があったのでしょうか?
山尾氏 出馬会見から一転…「公認取り消し」に 党執行部を痛烈批判参院選の比例代表で立候補を予定していた山尾志桜里氏。10日の出馬会見で、こんなやりとりがありました。
記者
「党から公認の取り下げの決断があった場合は従うのか?」
山尾志桜里 元衆院議員
「ちょっとすいません。あまりそういうことを想定していないので…すみません、想定していません」
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ところが一転、“想定していない”ことが起きました。
国民民主党 玉木雄一郎 代表
「こちらから能力を買ってお誘いをしたにもかかわらず、公認に至らなかったことについては率直にお詫びを申し上げたいと思います」
11日になって国民民主党が山尾氏の公認を取り消したのです。
山尾氏といえば、8年前、既婚男性との“不倫疑惑”が週刊誌で報じられていました。
記者(2017年9月)
「不倫関係はあったのか?なかったのか?」
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山尾志桜里 氏
「会見でも話したが、男女の関係はありません」
不倫疑惑について否定しましたが、十分な説明はされないままとなっていました。
こうして迎えた、10日の出馬会見。
山尾志桜里 元衆院議員
「8年前の自分には大変おごりがあったなと思います。できる限り質問の内容が尽きるまで、私も丁寧に真摯に対応したいと思っています」
こう話していた山尾氏ですが…
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山尾志桜里 元衆院議員
「8年前の件ですけれども、大変申し訳ありませんが、当時お話した以上のことを、申し訳ありません、どうしてもこの場で新しく言葉を紡ぐことをどうかご容赦いただけたらと思います」
関係者への配慮などを理由に説明を拒み続けました。
記者
「きちんと説明をしてください!」
山尾志桜里 元衆院議員
「ご理解をいただくようなお答えができなくて申し訳ありません。あの本当に申し訳ないと思っています。繰り返しになります。すいません」
これを受け、国民民主党は“過去の不祥事に対する説明が不十分だった”などとして公認を取り消しに。
山尾氏は12日にコメントを発表しました。
山尾氏のコメント
「記者会見の後、24時間も経たないうちに『公認取消』という性急な結論を頂戴したことには正直驚きました。国民民主党には感謝しつつ、その統治能力には深刻な疑問を抱いておりますので、今後は一線を画させて頂ければと思っております。さきほど国民民主党には離党届を提出いたしました」
これを受け、玉木代表は…
国民民主党 玉木雄一郎 代表
「今回の教訓を生かして、より強固なガバナンスを持った組織へと発展していくきっかけにしていきたい」