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参院選への出馬表明会見翌日の6月11日に、国民民主党から公認を取り消された山尾志桜里元衆院議員(50)。玉木雄一郎代表(56)から出馬要請を受けたといい、公認発表の5月14日には玉木氏とともに街頭でマイクも握っていたがーー。
6月12日夕方、玉木代表はXに《山尾さんに対して大変申し訳なく思っております。 本人にお詫びしました》などと投稿。11日に決断した山尾氏の公認取り消しに対して長文で反省の弁を述べた。
5月14日に、国民民主党は7月の参院選に山尾氏を比例代表で擁立することを発表。しかし、’17年に弁護士の倉持麟太郎氏との不倫疑惑、’21年に議員パスの私的利用などが報じられたにも関わらず、いまだに明確な説明を果たしていない同氏の擁立は、有権者のみならず党内からも批判が噴出した。
逆風のなか、山尾氏は6月10日に会見を行ったものの、2時間半の会見では、’21年の『週刊文春』で倉持氏の元妻が’20年に自死したことも報じられていたため、質問は不倫疑惑に集中。不倫報道の事実関係は否定し、「今、新しく言葉をつむぐことはご容赦をいただきたい」「いろいろな思いの方がいる」としてかたくなに具体的な回答を避けた。
そして、会見翌日の11日夕方、国民民主党は両院議員総会で山尾氏の公認取り消しを決定。理由について、玉木氏は同日、「正直、有権者や全国の仲間、支援者から十分な理解と信頼が得られないと判断しました」と説明した。
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誘っておいて”はしご”を外した形となった国民民主党ならびに玉木代表だが、山尾氏へ寄せていた期待は大きかった。
「玉木代表自身が『山尾さんの政策能力を評価して声をかけました』と反省の弁でも述べ、山尾さんも12日に発表したコメントのなかで、昨年末から玉木代表に国政復帰の打診を受けていたことを明かしています。”三顧の礼”で出馬を頼み込んだのは他ならぬ玉木代表なのです。
また、国民民主党が毎月発行している『国民民主党PRESS』という会報ビラでも、5月23日発行の”号外”では山尾氏を大々的に《公認決定しました》と紹介し、党が募集したボランティアによってポスティングされました。山尾さんによると6月9日時点で全国に7万5000枚が配布されたそうで、党をあげて山尾さんを押していたことが伺えます」(政治部記者)
さらに、そのビラには、玉木氏の顔写真の横にこんな“アツい一文”が――。
《結党メンバーの山尾しおりさん。どうしても必要な人材です。》
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こう書いておきながら、世間からの批判を受けて会見からたった1日で切り捨てた国民民主党ならびに玉木代表。この手のひら返しぶりには思わずXでもツッコミが殺到。
《言葉が軽い》
《その割には他人事でしたね》
《軽いなー。言葉が》
《存在の耐えられない軽さ、って玉木のことを言ってるみたい》
政界復帰を持ち掛け、《どうしても必要》とまで訴えておきながら、党に批判が向けば無慈悲に切り捨てる。”手取りを増やす”どころか国民を守れるのだろうか。
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