「好きな言葉は“心機一転”」国民・榛葉幹事長が「前向き」発言も 山尾氏だけではない党が抱えるもう一つの「爆弾」

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2025年06月13日 18:00  web女性自身

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《好きな言葉は「心機一転」です。色々ありますけど、気持ちを切り替えて東京都議選を皆さんと一緒に頑張って参りたいと思います》



6月13日正午過ぎ、東京・西葛西駅前の街頭演説でこう述べたのは、国民民主党の榛葉賀津也幹事長(58)。“色々”とはもちろん、同党から今夏の参院選比例区で擁立予定だった山尾志桜里元衆院議員(50)の「公認取り消し」をめぐる騒動のことだ。



「5月14日に擁立が発表されると、山尾氏が議員時代に『週刊文春』で報じられた弁護士・倉持麟太郎氏(42)との不倫疑惑や、議員パスの不正利用、倉持氏の元妻が’20年に自死していたことが報じられた問題が再燃。山尾氏は6月10日に開いた会見でこれらを釈明したものの、十分に言葉を尽くさなかったこともあり批判が殺到。結局、会見翌日の両院議員総会で公認の取り消しが決定しました。



ただ、山尾氏の過去の問題を把握していながら、国政再挑戦を誘ったのは国民民主党代表・玉木雄一郎氏(55)であり、その経緯があるにも関わらず身内を簡単に“切る”党の姿勢に対しても、有権者から批判が噴出。山尾氏は12日に公表した文書で党への不信感をあらわにし、離党届を提出しました」(政治部記者、以下同)



そのようなドタバタ劇を繰り広げながらも、都議・参院選を前に、冒頭のように“前向き”な姿勢を崩さない榛葉氏。とはいえ、国民民主党が抱える問題は山尾氏の一件だけではない。



党が5月に発表した参院比例区の候補者は、山尾氏と須藤元気氏(47)、足立康史氏(59)、薬師寺道代氏(61)の4人の国会議員経験者。発表以降、山尾氏と同様、過去の問題が指摘されていたのが須藤氏だ。



「須藤氏をめぐっては、過去に新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐる見解が波紋を呼んでいたほか、原発の活用についても否定的な立場を示していました。いずれも党の方針とは一致せず、須藤氏を参院選で擁立することが明らかになるや否や、“国民民主党は非科学に振れるのか”といった批判が起こり始めました。



この点については、須藤氏と党が『確認書』を交わしており、須藤氏は5月14日にXで《党として決定した事項に反する行動は取りません》と明言。かつて否定的だった原発の活用は、《「安全性を確保した上での活用」は必要》と考えを改めたほか、《ワクチンの重症化予防効果等を含めて科学的根拠を否定する立場ではありません》と主張。いわゆる“反ワク”ではないことを強調しています。



とはいえ、確認書にサインしたいまも、ワクチンに関する須藤氏の過去の投稿の一部は削除されずに残っています。そのため、一部からは須藤氏の擁立をめぐって、“本当に政策が一致しているのか”“公認を受けるためにサインしたのではないか”といった批判が根強くあります」



玉木氏は10日の定例会見で、須藤氏にも会見の予定があることを話していた。この正念場を乗り切らなければ、もはや榛葉氏も“前向き”ではいられないだろう。

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