原油先物、一時7%急騰=中東混迷で供給懸念
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2025年06月13日 18:03 時事通信社

東京商品取引所で13日、中東産(ドバイ)原油先物価格が急騰し、取引の中心となる11月決済物は1キロリットル当たり前日比3190円高の6万1920円となった。イランに対するイスラエルの攻撃で中東情勢が混迷し、原油供給が滞るとの懸念が広がった。上げ幅は一時4000円を超え、7%を上回った。
レギュラーガソリン1リットル当たりの小売価格は、9日現在で全国平均172円20銭。政府の補助金の効果もあり、7週連続で下落している。楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリストは「原油相場が高止まりすれば、数週間後にガソリン価格も上がるだろう」と指摘した。
安全資産とされる金も買われた。大阪取引所では取引の中心となる2026年4月決済物が一時、1グラム当たり1万5948円まで急上昇、史上最高値を更新した。
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