円錐角膜の子どもたちの治療費を支援 7月31日までクラウドファンディングを実施中

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2025年06月17日 10:40  OVO [オーヴォ]

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円錐角膜の子どもたちの治療費を支援 7月31日までクラウドファンディングを実施中





 目の角膜が円錐形に前方に突出してくる病気「円錐角膜」の子どもを支援するクラウドファンディングを、一般社団法人 円錐角膜支援の会(東京)が、7月31日(木)まで実施している。プロジェクト名は、「未成年の円錐角膜に対する角膜クロスリンキング費用を支援したい」。




 円錐角膜は中高大生ぐらいで発症し、乱視が進んで視力が低下していく。大人になると徐々に進行が緩やかになり、中年以降はほとんど進まなくなる。軽い人も含めると200〜300人に一人ぐらいの割合で見られるという。円錐角膜が進行すると、メガネやソフトコンタクトレンズでは見えなくなり、特殊なハードコンタクトレンズによる矯正が必要になる。さらに重症になると、ハードコンタクトレンズを装用しても見えにくい、装用感が悪くて痛い、落ちやすくてスポーツや運転ができないなど、生活上の不自由が増えていく。ハードコンタクトレンズも装用できなくなると、角膜移植が必要になる。




 海外では多くの国で、角膜にリボフラビン(ビタミンB2)を点眼して染み込ませた後、紫外線照射を行い円錐角膜の進行を停止させる「角膜クロスリンキング」という日帰りの治療法が承認を得ている。若くてまだ視力がそれほど低下していない段階で角膜クロスリンキングを行えば、その後円錐角膜により視力が低下するのを防ぐことができるにも関わらず、日本では健康保険でカバーされていない。そこで、円錐角膜支援の会では、未成年の円錐角膜に対する角膜クロスリンキングの治療費を支援するために、同プロジェクトを展開している。




 クラウドファンディングで集まった支援金は、法人運営に必要な経費以外は全て、未成年の円錐角膜の方への角膜クロスリンキング治療費の支援に使用する予定。例えば、500万円の支援が集まった場合には、200万円の法人運営費を差し引いた300万円を支援に使用する(例えば、5万円を60人に、など。最終的に一人当たりに支援する金額は、支援金の総計と人数を見て決定する予定)。




 リターン例は、支援金1万円・3万円がお礼メール・活動報告書(PDF)。10万円がお礼メール、活動報告書(PDF)のほか、円錐角膜支援の会ホームページへの名前・企業名・企業バナーの掲載など。

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