
親族間の積年のすれ違いが、事もあろうに葬式で露わになり、不毛な諍いが発生したら――。投稿を寄せたのは愛知県の40代女性。自身が20代の頃、父方の祖父が亡くなった。しかし少しややこしい家系だったようだ。
「父方の家は複雑で、父が幼い頃に祖父が浮気をして離婚、その後浮気相手と再婚しています」
「最後は父の異母妹家族が(祖父の)お世話をしていたそうです。お世話をしていたというかまともに働かない夫婦でお金に困って祖父の家で同居していたそうです」
上記の「異母妹」とは、祖父と再婚相手が儲けた子どものことだろう。この異母妹が祖父の葬式で本性を現した。(文:湊真智人)
香典は「当面の生活費になるものだと……」
葬式に際して、その子どもである父の兄弟らが遠方から「勢揃い」し、「何とか盛大に葬儀をすることができた」という。投稿者の女性は参列しなかったようだが、式の後に起きたトラブルをこう伝え聞いた。
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「兄弟たちは子供の頃に父親を奪われた形になって、その結果異母妹がいて一心に愛情を受けているのに『お父さんのことを押し付けた!だからこの香典は私が貰う権利がある』と言い出して聞かなかったそうです」
たまらず周囲がたしなめるも、異母妹は尚も語気を強めてこう言い放った。
「『子どももまだ小さいしこの先どうやって生活すれば良いの!?』とキレたそうです。その異母妹は、香典は遺された遺族の当面の生活費になるものだと思っていたそうです」
仮に介護の負担があったとしても、そもそも香典は通常は葬儀費用や香典返しに充てられるものだ。また、異母妹が喪主であったとしても、強引に独占することは許されないだろう。
あまりの常識のなさに投稿者の女性も驚きを隠せなかった。
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「当時20代だった私でもわかることだったので唖然としました」
その後もなかなか折り合いがつかず、兄弟たちが帰るまでに「1週間」もかかってしまった。後味の悪い葬儀となってしまったようだ。
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