HONORのスマートフォンは薄型折りたたみモデルや高性能カメラフォンが話題ですが、ゲーミングモデルでもある「GT」シリーズも着々と進化しています。GT ProはSnapdragon 8 Eliteを搭載し、さらにカメラ性能もフラグシップ級です。
HONORのGTシリーズはこれが2機種目となります。2024年12月登場の「GT」はプロセッサが「Dimensity 8400」でしたが、それから約半年で登場したGT Proは前述したように「Snapdragon 8 Elite」を搭載したフラグシップクラスのモデルとなりました。本体性能だけならば高性能カメラフォンの「vivo X200」シリーズと変わらぬスペックを誇ります。
ディスプレイは6.78型(2880×1224ピクセル)で、リフレッシュレートは144Hzと高く、輝度も6000ニトと明るくなっています。インカメラも5000万画素とかなりの性能です。なお、ホーム画面などではiPhoneのDynamic Island風の表示となります。コンテンツを見るときはパンチホール、それ以外では通知などの表示を大きく見せているわけです。
カメラは5000万画素広角、5000万画素超広角、5000万画素3倍望遠という構成です。ゲーミングモデルとは思えぬ高画質な組み合わせですね。他社のフラグシップモデルよりも性能は高く、カメラを目当てにこのGT Proを買うのも十分ありです。
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カメラ性能は良好。どの画角でも美しい絵が撮れます。カメラフォンX200シリーズのようなツァイスフィルターや暗所撮影の強化はありませんが、日常利用するには十部過ぎるほどのスペックといえるでしょう。なお価格は12GB+256GBモデルで3699元(約7万4000円)と、性能を考えるとリーズナブルです。
本体内部には3D機構という冷却機能も搭載します。バッテリーは7200mAhと大きく、90W充電にも対応します。サイズは約162.1(幅)×75.7(奥行き)×8.58(高さ)mm、重さは約212gです。
OSはAndroid 15ベースのMagicOS 9です。最近のトレンド同様、AI機能が強化されています。自動翻訳や文章要約、画像の生成処理など他社のハイエンドモデルと同様の機能が提供されます。
MagicOS 9のAI機能の目玉は「YOYO Agent」で、日々のユーザーの行動パターンや嗜好を学習し、それを先読みして生活上の提案などを行います。また飲食店の検索から注文まで複数アプリを横断したタスク実行も可能。マルチモーダル機能により複雑な指示もワンアクションで実行できます。ゲーミングスマートフォンだからこそその性能の高さをゲーム以外の用途にも応用することができるわけです。
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