約20万円のAMD X870E搭載ROG EXTREMEマザーが早速品薄に

0

2025年06月23日 17:40  ITmedia PC USER

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ITmedia PC USER

TSUKUMO eX.に入荷した「ROG CROSSHAIR X870E EXTREME」

 先週(6月15日週)は、ハイエンドクラスのマザーボードの新製品が目立っていた。とりわけ注目度が高いのは、ASUS JAPANから売り出されたAMD X870E搭載のE-ATXモデル「ROG CROSSHAIR X870E EXTREME」だ。価格は約20万円となる。


【その他の画像】


●オーバークロック特化のAPEXも約13万円で同時デビュー


 電源フェーズは20+2+2の構成で、拡張ボードを合わせると5基のM.2スロット(うち1基がPCIe 5.0対応)と1基のSlimSAS、4基のSATA端子を使える。PCIe 5.0 x16対応スロットは2基あり、背面には2基のUSB 40Gbps端子や、10GbEと5GbE対応の有線LAN端子が並び、Wi-Fi 7対応の無線LANとBluetooth 5.4もサポートする。


 同時に、オーバークロック(OC)に特化したAMD X870E搭載のATXモデル「ROG CROSSHAIR X870E APEX」も投入された。価格は13万円前後だ。


 18+2+2の電源フェーズを備え、セーフブートボタンやスローモードスイッチなど、OCに役立つツールを実装している。DDR5メモリスロットは2基だ。5基のM.2スロット(うち1基がPCIe 5.0対応)と5GbE対応の有線LAN、Wi-Fi 7の無線LAN、Bluetooth 5.4を備える。


 どちらも高価なモデルながら、販売開始から各店頭で順調に売れており、初日に売り切れとなるショップも複数あった。TSUKUMO eX.は「両方とも以前からラインアップは知られていたので、待っていた人は少なくなかったと思います」という。


 別のショップも「ROGの最強クラスはいつも独特のタイミングで登場しますが、Ryzenの流通量がそれなりに回復した時期と重なったのは良かったですよね。AMDで最強構成を組みたい人、とことんオーバークロックをしたい人が指名買いしています」と話していた。


●LEDライトのラインが目立つNZXTのIntel Z890マザーが登場


 一方のIntel系では、NZXTからATXサイズのIntel Z890チップセット搭載マザーボードが売り出されている。「N9-Z89XT」で、ホワイトとブラックの2カラーをラインアップしている。価格はどちらも9万6000円強だ。


 同社のN9シリーズは、2025年4月にAMD X870E搭載の「N9 X870E」が登場しているが、今回のモデルではLEDライトのラインが大幅に増えている。


 電源フェーズは20+1+1で、5基のM.2スロット(うち1基がPCIe 5.0対応)と2基のThunderbolt 4端子、5GbE対応の有線LAN、Wi-Fi 7対応の無線LAN、Bluetooth 5.4などを備える。


 入荷したパソコンSHOPアークは「人工庭園の流水みたいなデザインで、かなり大胆に外観に手を加えてきた印象ですね。涼しげなライティングも可能ですし、この季節にちょうどいいかも」と評価していた。


●超高耐久軸受け採用のファンとワイヤレス制御の連結ファンが店頭に


 夏本番に向けて、汎用(はんよう)ファンの新作も複数登場している。


 PentaWaveから登場したのは、超高耐久軸受けの採用をうたう120mmモデル「PF-P12E-BK-PWM」で、価格は2800円弱だ。日本精工(NSK)製の693Aデュアルボールベアリングと純銅製のベアリングフレームを採用し、20万時間以上の高耐久性を実現したという。回転数は600±200rpmから3000±300rpmで、風量は91.5cfm、静圧は3.78mmH2Oとなる。


 また、Lian-Li Industrialから連結機能とワイヤレス制御機能を備えた直径120mmの「UNI FAN CL Wireless 120」シリーズが投入された。価格は3個パックが9500円前後で、シングルは3000円前後となる。カラーはホワイトとブラック、風の向きは順方向と逆方向があり、それぞれの掛け合わせで8製品が店頭に並んでいる。


 ワイヤレス制御の「UNI FAN Wireless」ファミリーは2024年12月に「UNI FAN SL Wireless」シリーズ、2025年2月に「UNI FAN TL Wireless」シリーズが登場しているが、3個パックで1万円を切るのは初めてだ。


 オリオスペックは「人気のワイヤレス制御で、デザインにも癖がないですし、導入しやすいシリーズが登場したなという印象ですね」と話していた。


●PCIe 5.0対応のライザーケーブルが約1.1万円で店頭に並ぶ


 Lian-Li Industrialからは、PCIe 5.0対応のライザーケーブルも登場している。長さが約200mmの「PW-PCI-520X」で、価格は1万1000円弱だ。


 入荷したTSUKUMO eX.は「PCIe 4.0対応のライザーケーブルはいろいろありますが、1万円ちょっとでPCIe 5.0対応のまま縦て置きにもできるのは貴重ですね。欲しい人は少なくないと思います」と話していた。



    ランキングIT・インターネット

    アクセス数ランキング

    一覧へ

    話題数ランキング

    一覧へ

    前日のランキングへ

    ニュース設定