突然聞かされた「夫の“秘密”」が気持ち悪すぎて絶望。幸せな結婚生活は全部ウソだった…

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2025年06月26日 16:00  女子SPA!

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女子SPA!

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 満足している現実に、思いもよらない真実が隠されていたとしたら、あなたはそのすべてを受け入れることができるでしょうか。今回は幸せな新婚生活を送っているさなか、驚愕の真実を知ってしまった梶本水奈さん(仮名・20代)に話を聞きました。

◆「もともとタイプではなかった」夫との出会い

 水奈さんは、夫の修司さん(仮名・20代)との運命を感じ、一年のお付き合い期間を経て結婚。幸せな新婚生活を送っていました。ただ、修司さんのことはもともとまったくタイプではなかった水奈さん。まさか結婚するとは夢にも思っていなかったといいます。

「夫はやさしいし、私のことをすごく大事にしてくれていました。毎日が本当にすごく幸せだったのですが……」と水奈さんは語り始めました。

 2人が知り合ったキッカケは、水奈さんが職場から帰る途中にしつこくナンパしてくるガラの悪い男性に「彼女、嫌がっていませんか?」と修司さんが声をかけ、追い払ってくれたこと。まるで映画やドラマのような出会いだったといいます。

「リアル感があったのは、修司がまったく私のタイプではなかったこと。そして、助けてくれたことをキッカケに食事へ行ったり連絡先を交換したりといった発展がなかったことです。その場で何度もお礼を言い、その日は何事もなく帰宅しました」

◆偶然の再会、そこから運命を感じて結婚

 そんなことがあってしばらく経ったある日、会社の同僚・由美さん(仮名・20代)と食事中、偶然にも2人は再会。修司さんが、食事をしていた水奈さんに気づいて「あのあと、大丈夫でした?」「自宅近くまで送るべきだったかもと心配で」と声をかけます。

「修司が1人で食事に来ていると言ったこともあり、『それならいっしょに食事しましょう』と由美が提案。3人で食事をすることになったのですが、注文するメニューが同じだったり好きな食べ物や嫌いな食べ物がかぶっていたりと共通点が多く、驚きの連続でした」

 その後もさまざまな共通点や運命を感じる出来事があり、「よく考えてみれば、出会いからステキだった」「これは運命かもしれない」と、水奈さんはあっという間に修司さんを好きになっていきます。そして、一年のお付き合い期間を経て結婚したのです。

◆やさしい夫、でも一つだけ気がかりなことが

「結婚してからも修司はやさしく、『水奈は好きなことをすればいい』と仕事も一生懸命頑張ってくれました。唯一気にかかっていたのは、隠れてコソコソと電話をしていることぐらい。『夫はフリーランスだから仕事の電話だろう』と自分に言い聞かせてはいましたが、それでも浮気が心配で、由美には何度も相談していました」

 けれどそのたび、「まさか修司さんにかぎって、それはないでしょ。あんなに真面目で水奈のこと一筋なのに。信じてあげるのも妻の役目」などと由美さんに諭され、結局は修司さんを信じるということで相談は終了。そういった日々を繰り返していました。

「そんなある日、修司の友だち数人と由美を招いて自宅で飲み会を開いたときのことです。いつもは運転手を買って出る由美が、私の家で泊まる予定だったこともあり、お酒をガブガブ。いつの間にか悪酔いしていて、由美の目は据わっていました」

◆突然始まった、友人の「暴露」に困惑

 心配になった水奈さんが、冷たい水と使い捨ての冷却タオルを差し出し、隣に座って背中を撫でていたときのこと。由美さんが突然、「おい、お前! いつまでこういうことを続ける気だ?」と、修司さんを指さして怒鳴りはじめたのです。

「盛り上がっていた場は一瞬にして静まり、修司も驚いた様子で固まっていました。そんななか由美は構わず、『お前が水奈を好きって言うから、ガラの悪い友だちに頼んでキッカケ作ってやったのに! 結婚してからもしょっちゅう電話かけてきやがって』と続けたのです」

 それは水奈さんにとって衝撃の発言でした。頭の中が真っ白になり、「一体、どういうこと?」と修司さんに詰め寄ると、修司さんの友だち数人は「あ……じゃあ、そろそろ……」などと退散。泥酔した由美がイビキをかきながら眠るなか、水奈さんは修司さんを問い詰め続けます。

「すると修司は、『もともと友だちだった由美にスマホの写真を見せてもらったとき、水奈に一目惚れをしてしまった』と話しはじめましたが、それ以上は濁してばかり。翌日、目を覚ました由美を問い詰めたことで、さまざまなことが発覚しました」

◆発覚したのは“出会いの仕込み”だけじゃなかった

 出会いのキッカケとなったガラの悪そうな男たちは仕込みだったこと、突然の雨に傘を差し出してくれたのは水奈さんをストーキングしていたからだったこと。さらに、当時付き合っていた水奈さんの彼氏にあることないこと吹き込んで別れさせていたことも判明します。

「最初は純粋に協力していた由美も、いつ頃からか罪悪感を抱くようになっていたようで、罪の意識に耐え切れず暴露したようです。そして修司がコソコソと隠れるように電話をしていたのは、私とどう接すればいいか由美にアドバイスを求めていたからでした」

 2人からは何度も謝罪された水奈さんですが、許すことはできず、修司さんとは別居。由美さんとも距離を置いているといいます。運命や特別感などをどう演出するかを考える前にまず、大好きな相手に誠実であるということが大切かもしれません。

―シリーズ「男と女の『ゆるせない話』」―
<文/山内良子>

【山内良子】
フリーライター。ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! 金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意。

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