

急ぎの用だと言うので、私たちは週末に車で3時間ほどの場所にある義実家まで行くことにしました。もしかして重大な病気が見つかったとか、大きなトラブルに巻き込まれたとか……? しかし見せられたのは予想外のものでした。

もしかして私たち夫婦に子どもが生まれるから、負担を減らす手助けをしてくれたってことでしょうか。急にどうしたんだろうと思いながらも、義両親の心遣いに感謝しました。しかしカズヤくんは疑いの目で義両親を見ています。
お腹の赤ちゃんも順調に育ち、あと少しで3人家族に……。そう思っていた頃に、義両親からの急な呼び出しがありました。話を聞いてみると、なんと! 奨学金を返してくれたと言うのです。そこには奨学金返還が完了したことを示す書類が、タクマとカズヤくんの2人分ありました。
タクマは感動して涙ぐみ、心からのお礼を伝えていました。しかしカズヤくんは義両親の思惑を見抜いていたようです。義両親は奨学金の返還の代わりに、自らの老後の面倒を見るようお願いしてきました。予想外の展開に私たち夫婦は驚いてしまったのでした。
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