陸上男子短距離の鵜澤飛羽(21=筑波大)が13日、電子部品メーカーTDKのアスリートアンバサダーに就任した。都内で就任イベントに出席し「最初に声かけていただいた時は『本当に自分でいいのか?』と何度も確認をしたが、『鵜澤で』と言っていただけた。うれしいです」と笑顔を見せた。
中学では野球部に所属していたが、肘の故障を機に宮城・築館高で陸上を始め、高2の全国高校総体(インターハイ)では100&200メートルで2冠を達成。今夏のパリオリンピック(五輪)にも初出場し、200メートルで準決勝に進出した。競技開始から7年で世界最高峰の舞台に立ち「最初は走り方も分からず、スターティングブロックの合わせ方も分からなくて手探りだったんですけど、やり続けることが大事なのかな」と道のりを振り返った。
来年9月の世界選手権東京大会へ向けては、末続慎吾の日本記録(20秒03)更新を目指す。「日本新記録を更新して日本人初の19秒台に入るのが一番の目標」と見据えた。
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