画像提供:マイナビニュースSUUMOジャーナル(スーモジャーナル)は、東京23区の家賃相場が安い駅ランキングTOP18を3月14日に発表。同ランキングは、2024年7月〜12月の期間でSUUMOに掲載された東京23区内に位置する各駅から徒歩15分圏内にあるシングル向け賃貸物件(専有面積10平米以上〜40平米未満のワンルーム・1K・1DK、定期借家を除く)を対象としている。家賃は、SUUMOに掲載された賃貸物件(アパート/マンション)の管理費を含む月額賃料から中央値を算出(3万円〜18万円で設定)している。
1位は杉並区にある西武新宿線・上井草駅で家賃相場は6万5000円。西武新宿線の各駅停車で3駅目の鷺ノ宮駅から準急に乗り換えると、西武新宿駅まで計約22分で行くことができる。駅の南側に飲食店が立ち並ぶほか、駅前商店街のミニスーパーをはじめ駅の徒歩10分圏内にスーパーが複数あり、自炊する人も困らないという。
また、上井草駅を含む井荻駅〜西武柳沢駅間の約5.1km区間では2024年より鉄道の高架化に向けた事業がスタート。踏切が撤去されれば交通渋滞や線路による街の分断の解消、側道の整備など住みやすさも期待できるという。
2位には家賃相場6万6000円の京成本線・江戸川駅と、都電荒川線・梶原駅の2駅がランクイン。江戸川区に位置する江戸川駅は、京成本線の普通列車で青砥駅に出てから通勤特急に乗り換えると日暮里駅まで計約23分。日暮里駅からはJR山手線に乗り換えも可能となっている。
梶原駅が位置する北区は、JRの駅を都内最多・11駅抱えている区。梶原駅から都電荒川線で2駅・約5分の王子駅前駅に出ると、JR京浜東北線と東京メトロ南北線の王子駅が利用できる。駅周辺はのどかな雰囲気で、昔ながらの商店街には鮮魚店・ミニスーパーに加え、電車の形をした「もなか」が名物の和菓子店もある。
18位までにランクインした20駅の立地を見ると足立区が9駅、江戸川区が5駅、葛飾区が2駅。その他は杉並区、北区、練馬区、世田谷区が各1駅という結果に。一番多くランクインした足立区の駅の中で家賃相場が最も安い駅は、4位・堀切駅で6万8300円となっている。(安井柳香)