人口6000人超で犯罪が多発していた街→140年後……　“まさかの姿”にびっくり　「すばらしい発見」「めっちゃ興味深い」【海外】

　米ユタ州各地にあるゴーストタウンを探訪する動画が、YouTubeで10万回以上再生され、約2300件の高評価を集めるほど話題になっています。まるでバーチャルで一緒に旅をしている気分！

【画像】まさかの姿

映画のロケ地にもなったゴーストタウン

　動画が投稿されたのはYouTubeチャンネル「Chris Attrell」。写真家のChrisさんが、各地の廃墟やカメラに関するさまざまな動画を投稿しています。

　最初に訪れたゴーストタウンは、グランド郡シスコにある町。1880年代にデンバー・アンド・リオグランデ・ウェスタン鉄道の給水所として作られましたが、州道高速道路70号線が建設されたことで衰退。建物の多くは立ち入り禁止マークが付いているため外からしか撮ることはできませんが、1991年の映画「テルマ&ルイーズ」でいくつかのシーンが撮影された場所です。

かつての無法地帯も今は……

　続いてはビーバー群フリスコにある廃墟。ここは1885年には人口6000人に達して、酒場や賭博場が立ち並ぶ街としても知られました。殺人事件も多発していたそうで、1880年代初頭に非常に冷徹なことで知られる保安官が雇われたことにより、犯罪が減少したと言われています。1929年以降にはゴーストタウンと化し、現在では当時の喧騒が嘘のように静かです。

復興が望まれる美しい廃ホテル

　ビーバー群ミルフォードは、ゴーストタウンというわけではありませんが、街の中央に廃墟化したホテルが有名だということで紹介されています。建物はとても立派で近代的であり、これがぜひ復興されることを願っているといいます。

にぎやかだったメインストリートは

　ユタ州南西部の都市セント・ジョージ北東に位置するシルバーリーフ。現在は公園としても保存されている地域で、1875年ごろに鉱山労働者が流入して活気あふれる街になったシルバーリーフは、1879年までに人口が2000人に達しました。大きなメインストリートに商店、ホテル、銀行、酒場、ダンスホール、新聞社などが建ち並んでいました。

　その他、グランド郡にあるかつて炭鉱町だった無人のゴーストタウン・セゴ、州道高速道路70号線によって経済が衰退していったグリーンリバー、法人化されていないコミュニティのモデナ、カーボン郡のヘルパーなどの廃墟を紹介しています。

「美しい映像、すばらしい発見」「リラックスできる」

　YouTubeのコメント欄には、「視覚的にも感情的にも、文化的な宝の山」「廃墟の動画が大好きなんだ。僕たちの国イギリスは狭くてあまりないものだから」「あなたと一緒にバーチャルで旅をしてるよう」「美しい映像、すばらしい発見」「リラックスできる動画だ」などの声が寄せられています。廃墟を愛好する人や、Chrisさんのシンプルな演出が好評です。

　YouTubeチャンネル「Chris Attrell」では、他にもそれぞれに魅力ある各地の廃墟動画を発信しています。