肝機能障害を「警告」=血管炎薬20人死亡で―厚労省

6

2026年05月21日 18:02  時事通信社

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

時事通信社

キッセイ薬品工業のロゴ(AFP時事)
 キッセイ薬品工業(長野県松本市)が国内販売する血管炎治療薬「タブネオス」の投与後に患者20人が死亡した問題で、厚生労働省は21日、同薬の添付文書に「警告」欄を新設するよう同社に指示した。肝機能障害が表れ死亡に至った例があることを明記し、医療関係者に注意喚起する。

 タブネオスは米医薬品会社が開発し、厚労省の承認を経て2022年6月に国内販売を開始。添付文書には重大な副作用として肝機能障害が挙げられていた。

 これまで推定約1万2000〜1万3000人に使用され、死亡した20人には肝機能障害が見られた。同様の副作用報告は、疑いも含め210件あるという。既に新規投与は控えるよう呼び掛けた。

 新設の警告欄には「胆管消失症候群を含む重篤な肝機能障害が表れることがあり、死亡に至った例もある」と記載。投与中は定期的に検査を行い、肝機能障害が見られた場合は投与中止などの対処を求めた。

 「重要な基本的注意」として、肝機能障害の多くは投与開始後3カ月以内に表れるとも記した。

 さらに、キッセイ薬品工業を通じ、医療関係者に「安全性速報」(ブルーレター)も発出。死亡した20人は60〜90代の男女で、13人には胆管消失症候群が見られ、ほかに急性肝不全や肝機能異常などの副作用があったとした。血管炎自体が重篤な疾患で、死亡との関連性は調査中という。

 服用中の患者らに尿や皮膚の変色、腹痛などがある場合は、すぐに医療機関を受診するよう呼び掛けた。 

このニュースに関するつぶやき

  • キッセイは日本国内の自社で薬剤開発をしている今どき珍しい会社。「製薬会社」とは名ばかり、外国で作った薬を仕入れて売るだけの会社が増えてる。日本人研究者がどんどん海外流出するわけだ
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(3件)

ニュース設定