歌手で俳優の中島健人(30)が8日、大阪市内で開かれた映画『知らないカノジョ』(2月28日公開)の舞台あいさつに登壇した。
【写真】舞台あいさつで手をふる中島健人とmilet 本作は、恋に落ちて8年、喧嘩(けんか)した翌朝、2人が出会わなかった世界になっていた――“もしも”の世界を描くファンタジック・ラブストーリー。大学時代に運命的な出会いをしたリク(中島)とミナミ(milet)は結婚し、それぞれの夢を追いかけるも、大人になってからの2人の生活はボタンの掛け違いばかり。そんなある日、リクが目覚めると2人が出会っていない世界線に変わっていた。
完成した作品を見た感想を聞かれた中島は「あまりにも素の自分が切り取られてる映画すぎて、見られたくないな」と言う。「普段、アイドルもやってるんですけど」という前置きで会場の笑いを誘いつつ、「完成されたものを届けるっていうのが今までのスタンダードだった。最近になって、自分の人間性の延長にある役を挑戦する機会が多くなったんですけど、顔をぐちゃぐちゃして泣くっていうのを監督に撮られたのは初めて」と話した。
また「ホームビデオを見られてる感覚でもあるなって。完成してない中島健人をぜひこの映画で見ていただけたら」と映画をアピール。さらに、「普段は完成してるんですけど」と付け加えると、会場からは笑いと大きな歓声が沸き起こっていた。
そして、「僕自身10作目の映画になります。この世界に入って16年目ですけど、自分の人生の転換期の中で、miletさんと撮影させていただきました。この映画を見れば、きょうの自分に自身が持てるし、明日の自分の背中を押してくれるような、そんな気持ちにきっとなると思います」と語った。
イベントには、シンガーソング・ライターのmilet(ミレイ)も登壇した。