昨季2冠の神戸が広島に完敗…武藤嘉紀が危機感を募らせる「戦える集団というのを見せつけないと…」

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2025年02月08日 19:22  サッカーキング

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サッカーキング

神戸のFW武藤嘉紀
 ヴィッセル神戸のMF武藤嘉紀が8日、新シーズンの幕開けを告げる『FUJIFILM SUPER CUP 2025』での敗戦を振り返り、危機感を募らせた。

 昨季のJ1王者&天皇杯王者として今大会を迎えた神戸は、今後の過密日程や負傷者の影響もあり、武藤や大迫勇也、酒井高徳といった昨季の主力メンバーがベンチスタートとなり、若手や新加入選手が先発。試合は、序盤からサンフレッチェ広島に主導権を握られて先制を許すと、1点ビハインドで迎えた64分に武藤、大迫、酒井の3選手を同時投入して状況の打開を図ったが、直後のセットプレーから追加点を奪われ、そのまま0−2で敗戦を喫した。

 試合後、攻守に渡って広島に圧倒された試合を振り返った武藤は「若い選手だったり、初めて実戦でやる選手もいて、チームとして少し落とし込めきれていなかった。少しプレッシャーもあったと思いますし、ちょっと後手に回ってしまった」との印象を口にし、「今日に限って言えば、自分たちは不完全燃焼でしたし、やるべきことをやって負けたのなら良かったけど、そうではなかった」と反省。「この負けから学べるものを皆んなで共有していきたい」と、中2日で迎えるACL、そして来週末に迫ったJ1リーグの開幕に目を向けた。

 神戸はここから1週間に2試合をこなす過密日程が続いていくが、武藤は「監督も試合後に話していたけど2チームを作って回していくしかない」と述べ、「きょう出たメンバーで言われたことをできなかった選手もいたし、そういうのをなくして全員でやることを徹底していかなければ昨年のような結果は間違いなく残せない」と主張。さらに「僕ら自身も今日は全然ダメでしたし、みんなが自分にベクトルを向けて結果にこだわってやっていかなければいけない」と続け、危機感を募らせた。

 そして、3連覇を目指す今シーズンに向けては「全員でアピールし合って誰が出てもピッチでヴィッセルらしさ、戦える集団というのを見せつけないと、本当に上位に行くのも難しくなっていく」と指摘。「まだまだコンディションを上げて力強くやっていかなければいけない」と自戒を込めつつ、「全員がピッチで自分を示す、とにかくチーム内競争をもう少し激化させないと良いチームは作れないと思うので、若手のケツも叩いてみんなで成長できれば」と述べ、チームを底上げしていく必要性を強調した。

 神戸は今後、11日に行われるACLエリートで上海海港(中国)とホームで対戦し、15日のJ1開幕戦となる浦和レッズ戦に臨む。


【動画】スーパーカップの試合ハイライト
サンフレッチェ広島が快勝で
5度目のスーパーカップ優勝✨️

🎦 ハイライト動画
🏆 FUJIFILM SUPER CUP 2025
🆚 ヴィッセル神戸 vs サンフレッチェ広島
🔢 0-2#FUJIFILMSUPERCUP2025 pic.twitter.com/NVszGtkF0b— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) February 8, 2025


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