「GT-Rがタイトル奪還できるようにしたい」KONDO Racing加入の平手晃平が新たな使命に闘志

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2025年02月08日 20:10  AUTOSPORT web

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2025スーパーGT GT300富士合同テスト KONDO Racingに加わった平手晃平
 2025年のスーパーGTに向け、日産自動車/日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)は2月4日にモータースポーツ活動概要を発表したが、そのなかでGT300クラスの参戦体制も発表され、リアライズ 日産メカニックチャレンジ GT-Rを走らせるKONDO Racingには、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラのパートナーとして平手晃平が加わった。2024年とはまた異なる勝利とタイトルという使命を得て、平手はシーズン開幕が楽しみで仕方がないという。

 GT500クラスで二度のチャンピオンを誇る平手は、2024年からふたたびGT300クラスに活動の場を移し、スーパーGTデビューとなるHELM MOTORSPORTSに加入した。フレッシュな顔ぶれのチームのなかで、平手はその豊富な経験をもたらし「底上げを任されていた」立場だった。

 第2戦富士では待望のポイントも獲得したが、チームはGT300という新たなフィールドのなかでポテンシャルを上げていったが、平手にとっては「うまくいくこともありましたけど、うまくいかないことばかりでした」というシーズンとなった。

 迎える2025年、平手は昨年までとは異なる立場でスーパーGTに臨む。2020年、2022年のチャンピオンチームであるKONDO Racingに加わり、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラと組むことになった。平手はGT500でもKONDO Racingに在籍しており、ある意味ではチーム復帰とも言える。

「KONDO Racingは過去にも獲っているようにチャンピオンを獲れるチームですし、相方になるJP(オリベイラ)はもちろん速いのも知っています。JPとは過去にフォーミュラ・ニッポン(2010〜11年のTEAM IMPUL)でも組んでいましたからね。2012年以来で組むことになりましたが、頼もしい存在ですよ」と平手は2025年に向けて語った。

 2回のチャンピオン経験をもつチーム、そしてオリベイラという強力なパートナーを得て、今季の平手にとっては「結果を求められますし、求めていける」体制となった。

「シーズンで3回は表彰台に上がりたいですし、1回は絶対に優勝したいです。もちろん1勝とは言わずもっと勝ちたいですが、昨年は2勝でもチャンピオンになれないくらいレベルが上がってますからね(苦笑)」

「チームとしては十分ポテンシャルがありますし、JPだったら文句ひとつないチームメイトですから。最低限それくらいの結果を出したいと思います。願わくばGT-Rがタイトル奪還できるようにしたいですね」

 平手は二度のGT500王者だが、GT300は2018年の3位が最高位。「GT500でも2回チャンピオンを獲ってますし、GT300でもやっぱりチャンピオンが獲りたいです。狙える年なので、楽しみで仕方ないですね」とシーズンに期待を寄せた。

 2月6〜7日に行われたGTエントラント協会テストでは平手、オリベイラに加え、昨年GTワールドチャレンジ・アジアでTeam 5ZIGENのニッサンGT-RニスモGT3を駆り速さをみせた金丸ユウもリアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rをドライブし、初めてのスーパーGT用タイヤを体験した。どんな起用方法になるかは発表を待たなければならないが、平手とともに楽しみな存在だろう。

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