<カーリング日本選手権:北海道銀行11−5ロコ・ソラーレ>◇8日◇横浜BUNTAI◇女子◇準決勝
女子で18年平昌銅、22年北京銀とオリンピック(五輪)2大会連続メダルで、予選3位のロコ・ソラーレが、決勝進出を逃した。同2位の北海道銀行に敗れ、2大会ぶりの頂点はならなかった。
第1エンド(E)に2失点。第3Eにはミスから大量4失点を喫し、早々に試合の行方は決した。スキップ藤沢五月(33)は、全てを受け止めた。第3Eの最終投での痛恨のスルーが敗因と説明。「今日の試合の負けは私の責任。対策うんぬんよりも、私の投げの部分がアイスに対してアジャストできていなかった」と、後悔の念を絞り出した。
2次リーグでは、フォルティウスに最終第10Eで3点を奪い、大逆転勝利。藤沢自身、ここまで快調ぶりを披露していたが、準決勝で無念の敗退となった。それでも、3位以内を死守し、26年ミラノ・コルティナ五輪につながる9月の代表候補決定戦行きを決めている。「約半年間自分たちのできることをもう1度1からやり直す。自分たち史上最高のパフォーマンスができるようにやっていきたい」と気を引き締めた。
フォルティウスとの決勝には届かなかったが、ここからがロコ・ソラーレの本領。藤沢は「私たちは代表決定戦にしつこいくらい出ている。その強みを生かしながら戦う」と言い切った。代表候補決定戦へ、今大会で得た課題を修正していく。
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◆26年ミラノ・コルティナ五輪への道 9月に北海道・稚内で代表候補決定戦が行われる。昨年の日本選手権で優勝したSC軽井沢クラブと、世界ランク最上位で今大会3位以内が確定したロコ・ソラーレの進出が決まった。フォルティウスか北海道銀行か、翌9日の決勝を制して女王を加えた3チームで争う。
◆26年ミラノ・コルティナ五輪の国別出場権獲得条件 出場枠は10。24、25年の世界選手権のポイント順で上位7カ国(開催国イタリア除く)に出場権が与えられる。24年はSC軽井沢クラブが出場し11位で3ポイントを獲得。今大会優勝チームが出場する世界選手権(3月、韓国)では好成績が求められる。逃した場合は、12月開催予定の五輪最終予選で残りの2枠を争う。
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