「デニムに血が……!」意中の彼とのBBQが最悪の思い出になったワケ

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2025年02月11日 09:20  女子SPA!

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女子SPA!

写真はイメージです(以下同じ)
 女性なら、誰でも一度は“生理中のイベントに出席するかどうか”と参加を迷った経験があるのではないでしょうか?

 今回話を聞いた女性も、まさに生理2日目に是非とも参加したい超ド級のお誘いが来たんだとか。

◆3年間片想いの彼からのお誘い

 埼玉在住の佐々木文子さん(仮名・32歳)は、独身の会社員。生理2日目の出血が特に多いそう。

「2日目は最悪なんです。ただ、2日目以外はそんなに量も痛みもないので、毎月2日目だけは生理休暇を使っています。でもまさか、よりにもよって、生理2日目にあんなお誘いがくるなんて……」

 文子さんには、3年間片想いをしている同僚がいます。ずっと想いを伝えられないまま、3年という月日が経ってしまい悩んでいた文子さんでしたが、なんと、その彼から海でのBBQに誘われたそう。

 文子さんは、毎月毎月規則正しく生理が来るそうで、彼に誘われた日はちょうど生理2日目にあたっていました。

「彼は同期を数名誘っていて、その中の一人が私。でも、彼からの直接の誘いだったので、もしかしたら、ここから何か良い方向に進むのでは……と正直、淡い期待をしていました」

◆彼の車で湘南の海へ

 参加者は全部で5人。会社前に待ち合わせをして、彼の赤い車で海へ出発します。

「男性が3人、女性が2人の参加でした。彼は他にも何人かに声をかけたようでしたが、他の方は都合が合わなかったみたい」

 5人という人数にも、文子さんは興奮気味。グループデートのような休日を過ごせると、生理痛や頭痛を抑えるために、痛み止めを飲んでから待ち合わせ場所に向かったといいます。

「私ともう一人しか女性がいないってことは、彼と急接近するチャンスだと思いましたね。気合を入れてメイクして、男性ウケする服装を新しく揃えました」

◆いよいよ海へ

 彼の赤い車は、2時間ほどで海岸近くの駐車場へ到着。

「海に着くと、絶好のBBQ日和でみんなテンションが上がっていました。車から降りると、雲ひとつない青空でした。海風が心地良くて、こんなお天気の中で好きな人とBBQができることに幸せを感じていましたね」

 ところが、BBQをする場所は駐車場から歩いて30分かかる場所だったそうです。

「食材やBBQの荷物はメンズ3人が持ってくれたんですけど、まさか駐車場からあんなに歩くとは。BBQに絶好のウッドデッキだったんですけど、ちょっと遠いですよね」

 さらに残念なことに、BBQをする場所の周辺にはトイレがなく、トイレのたびに駐車場まで戻らなければならなかったそうです。

◆トイレ往復1時間!地獄のBBQ

 目的の場所に着いた瞬間から、文子さんの身体は悲鳴をあげていたそう。

「お腹も痛くなってきたし、足のむくみとダルさで気分がガタ落ちでした。しかも、歩いている時にドバーっと出血してしまって……。到着した瞬間に、駐車場に戻ることになりました」

 現地からトイレまでは往復1時間。文子さんにとっては地獄だったことでしょう。

「トイレに行って、みんなのところに戻ると、美味しそうな肉を頬張りながら楽しく過ごしていて……。私は全く楽しめなかったどころか、あちこち痛いし、パンツが擦れて最悪でしたね」

 さらに、文子さんにとって悲惨な出来事が。

「3往復くらいしたとき、パンツから血がしみて、履いていたデニムに血が付いてしまって。恥ずかしくて、もうみんなのところには戻れなくなりました」

 隠す物もなく、すっかり気持ちが落ちてしまった文子さん。一緒に参加していた女の子にLINEで事情を伝えると、バスと電車で一人で先に帰宅したそうです。

「あの時は、冷静な判断ができなくなっていましたね。もうとにかくあの場から離れたくて、泣きながらバスに飛び乗りました」

◆さらに悲惨な出来事が

 BBQの一件が終わって、1か月ほど経った頃、文子さんが聞いたのはあまりに残酷な事実でした。

「あの時、一緒にBBQに参加した女の子と彼が、付き合い始めたという話を聞きました。さすがに3年想いを寄せている人なので、ショックです。今は、“海”とか“BBQ”とか聞きたくないですね。完全に、一人で浮かれて失敗して、失恋して最悪です」

 楽しいはずの夏の思い出が、地獄のような思い出になってしまった文子さん。心の傷がはやく癒やされることを願います。
<取材・文/maki>

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