画像提供:マイナビニュース旭化成ホームズは2月12日、「首都圏における戸建住宅の全館空調満足度調査」の結果を発表。調査は2024年10月8日〜15日、10年以内に戸建を新築した首都圏在住の30〜79歳男女973名(全館空調237名、個別エアコン空調736名)を対象にWEBで行われた。
はじめに、年間を通した家全体の温熱環境(あたたかさ、涼しさ)に対する満足度を聞いたところ、「大変満足」「満足」と回答した人の割合は、個別エアコンが50.1%だったのに対し、全館空調はそれよりも20ポイント高い70.1%という結果に。特に冬の「大変満足」は34.6%と、個別エアコン(17.3%)の2倍にのぼった。
また、全館空調は全項目で満足度6割以上と高く、特に、「部屋間に温度差のない温熱環境」「夏涼しく冬暖かい室内空間」では「大変満足」が29.1%を占めている。いかに、全館空調により適切な室温環境が保てていることが分かった。
次に、住宅および住宅会社を選ぶ際に重視した点を教えてもらったところ、全館空調選択者は、個別エアコン選択者に比べて全ての項目を重視している傾向にあり、特に、「高断熱・高気密であること」(36.3%)と「夏涼しく冬暖かい室内空間」(34.2%)を重視している方が多いよう。
また、温熱環境のいい家にできなかった、あるいは購入しなかった理由を聞くと、「温熱環境についての意識や知識がなかったため」(30.1%)が3割を超えた。快適な空間の実現のためには、適切な室温管理が重要な要素であることを認識することで、より良い空調システムの選択が期待できる結果となった。(CHIGAKO)