ヤマハは2台がトップ10入りで予選Q2へ。リンス「マシンにポテンシャルがある」／第2戦アルゼンチンGP

アレックス・リンス（モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム）／2025MotoGP第2戦アルゼンチンGP 初日

　3月14日、2025年MotoGP第2戦アルゼンチンGP MotoGPクラスの初日のプラクティスがアウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンドで行われ、モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチームのアレックス・リンスは6番手、ファビオ・クアルタラロは8番手とふたりともに予選Q2へダイレクト進出を決めた。

　濡れた路面が残るハーフウエットで始まったフリー走行1回目は、リンスがクールラップを挟みながらアタックを行い、一方でクアルタラロは、ロングランを行い、その中でタイムを縮めていった。最終的にリンスが1分39秒979で12番手につき、クアルタラロが1分40秒011で13番手に続いた。

　午後のプラクティスでは、セッション序盤にクアルタラロのマシンにトラブルが発生し、11コーナーでストップ。マシンを押してピットに戻ることはできたものの、貴重な時間を失った。コースに復帰してからは、FP1でのリンスのようにショートランを繰り返した。

　対してセッションの前半をロングランのシミュレーションに費やしたリンスは、セッション終盤のアタックでいきなり1秒以上縮めた、1分37秒591の自己ベストタイムをマーク。最後のランでは更新できなかったものの、最終的に6番手となった。

　クアルタラロも最後のアタックで自己ベストを更新し、1分37秒818で8番手に続き、2台揃ってのQ2ダイレクト進出という幸先の良い結果で初日を終えた。

　前回のタイGPでは、リヤのグリップに問題を抱えていたヤマハワークスチームの両ライダー。2年ぶりのアルゼンチンの地で本領発揮となるのか、2日目以降の走りに期待したい。

アレックス・リンス（FP1：12番手、プラクティス：6番手）

「今日はいい一日だった。予選Q2に直接進出できたことはチーム全体にとって弾みになった。かなりハードだったよ」

「スプリントとレースでの戦いに向けてまだ準備中だけど、多くの情報を集めることができた。明日のために何か見つけたいね。このマシンにはポテンシャルがあるし、まだ改善の余地もある。でも全体的には、今日の内容には満足しているよ」

ファビオ・クアルタラロ（FP1：13番手、プラクティス：8番手）

「いい一日だったけれど、タフでもあった。午前はあんなに苦労するとは思っていなかった。一番重要なのはQ2に進出できたことだ」

「リヤグリップに関してかなり取り組んでいて、明日を見据えて、さらに改善できるか部分を確認しなければならない。でも、それなりにハッピーな感じだよ」

[オートスポーツweb 2025年03月15日]

ヤマハは2台がトップ10入りで予選Q2へ。リンス「マシンにポテンシャルがある」／第2戦アルゼンチンGP

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