


ひとまず姉への答えは保留にしたまま、私は夫に相談しました。「リンタロウさん、ひどいな……」夫も、姉には同情してくれました。しかし、姪たちを預かるという決断は安易にはできません。なぜなら、わが家にも子どもがいて、生活があります。なんとかしてあげたい気持ちはあっても、短期的なサポートならともかく……もしそんな生活が何年も続くことになったら、こちらだって倒れてしまうようなことにだってなりかねません。




うちの母は年金暮らしなので、姉たち家族の面倒までみるのは難しいでしょう。ただでさえリンタロウさんの不倫に打ちひしがれているのに、娘たちまで義両親に引き取られてしまったら……。姉は絶望して、生きていく気力を失ってしまうかもしれません。それだけは避けたいのに、そうならないための手段が何ひとつ思い浮かばないのです。


リンタロウさんにひどい目にあわされた姉や姪たちを助けたい。わが家で助けることができればいいのですが、現実はそうはいきません。
とくにお金の問題は大きく、もし下手に動いてしまったら、私たちも共倒れになってしまいます。また一時的に手助けできたとしても、根本的な問題解決にはなりません。
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【第3話】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・今淵凛 作画・うーにゃ 編集・石井弥沙