野田立民代表、農水委で異例の質問=参院選へ「所得補償復活」

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2025年03月19日 15:01  時事通信社

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時事通信社

立憲民主党の野田佳彦代表
 立憲民主党の野田佳彦代表は19日の衆院農林水産委員会で質問に立ち、夏の参院選に向けて党の農業政策をアピールした。旧民主党政権が導入したものの自公政権への交代で廃止された戸別所得補償制度の復活を訴えた。国会論戦の主戦場となる予算委員会や本会議など以外で、主要政党の党首が質疑に臨むのは異例。

 野田氏は、2030年のコメ輸出量を昨年実績の約8倍の35万トンに伸ばす政府方針に触れ、「増産で生産費と米価に乖離(かいり)が生じる場合は適切な所得の補償が行われるべきだ」と主張。耕作放棄地の拡大を防ぐ必要性を指摘し、「農地に着目した直接支払い(制度)を提案したい」と述べた。

 農水委では江藤拓農水相が答弁。石破茂首相は同じ時間帯に開かれた参院予算委員会に出席していた。質疑を終えた野田氏は記者団に「参院選で勝負となる1人区は農業が盛んだったところが多い。農業政策は目玉として大事だ」と強調した。 
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