
台湾国防部は4年に一度の防衛戦略の見直しを行い、国会に当たる立法院に提出しました。中国による、武力を用いずに損害を与える「グレーゾーン作戦」への警戒を強めています。
台湾国防部によりますと、19日、4年に一度の防衛戦略の見直しを行い、国会に相当する立法院に提出しました。
国防部は、中国軍の武力を用いずに損害を与える「グレーゾーン作戦」などによる圧力が続いていると指摘。
また、中国軍がこれまでの想定よりも短時間で態勢を整えて攻撃に転じる可能性があると警戒し、偵察能力の向上や迅速に緊急事態に対応できるよう訓練を行うとしています。
顧立雄国防部長は「自衛力を強化することで戦争を回避し、地域の平和と台湾の安全を確保することができる」と、防衛予算増額への支持を訴えました。
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