『ゲゲゲの女房』松下奈緒、水木しげるさん尊敬「偉大なお父ちゃんです」

1

2025年03月21日 12:00  ORICON NEWS

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ORICON NEWS

松下奈緒
 アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』の傑作選『ゲゲゲの鬼太郎 私の愛した歴代ゲゲゲ』(フジテレビ系 4月6日午前9時〜)の新情報が発表された。京極夏彦、ウエンツ瑛士、松下奈緒、佐野史郎がセレクションしたエピソードが放送されることが決定した。コメントも到着し、それぞれ原作者・水木しげるさんの思い出や作品の魅力を語っている。

【画像】ちょっと怖い…『鬼太郎』×Adoのコラボビジュアル

 傑作選『ゲゲゲの鬼太郎 私の愛した歴代ゲゲゲ』は、アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第1期〜第6期の中から毎週1話ずつ放送するもので、鬼太郎にゆかりのある著名人が放送回セレクト。セレクターは歴代の鬼太郎を演じた野沢雅子(第1期・2期担当)、戸田恵子(3期)、松岡洋子(4期)、高山みなみ(5期)、沢城みゆき(6期)らが務め、それぞれお気に入りの回を選出することが決まっている。

 小説家として妖怪や時代劇などジャンルレスな作品を数多く出版し、精力的な活躍を続ける京極夏彦は、水木しげるのことを師と仰ぐほど「ゲゲゲの鬼太郎」とも深い関わりがある。第4期のアニメでは脚本だけでなく、オリジナルキャラクター「一刻堂」のデザインから声優まで務めている。

 2007年、2008年に実写映画化された「ゲゲゲの鬼太郎」「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」にて鬼太郎という大役を務めたウエンツ瑛士もイチオシ回をセレクト。ウエンツは子どもの頃、毎週「ゲゲゲの鬼太郎」アニメの放送を心待ちにしていたようで、「日曜日の朝ここだけはチャンネル権を有してました。この頃の鬼太郎は完全なるヒーローで、僕らの憧れでした。」と「ゲゲゲの鬼太郎」愛たっぷりのコメントを寄せた。

 松下奈緒は、2010年に放送されたNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」に出演。水木しげるの妻である武良布枝の自伝を原案にした物語で、好きなことに命懸けで打ち込む夫・水木しげるを支え、朗らかに生きるヒロイン・布美枝を見事に演じた。ドラマでは水木しげるが妻・布美枝に初めて会ったときの印象を一反もめんの妖怪に例えるシーンがあったそうで、松下は「ドラマで『ひょろっと細長くて白くて一反もめんみたいだったなあ』というセリフがあったのですが、それ以降、『わたしは一反もめんなんだと!』と思い、とても愛おしい存在になりました」と思い出深いエピソードを明かしている。

 そんな水木しげるにとって最も近い人物を全身全霊で生きた松下は、「日本中だけでなく世界中で愛される鬼太郎、というより水木先生はやはり偉大なお父ちゃんです」と尊敬と親しみを持ったコメント。

 さらには水木しげる、「ゲゲゲの鬼太郎」とも縁が深い佐野史郎もお気に入りの話を選出。佐野自身も「第四期の『吸血鬼エリート』でエリート役の声を務めさせていただいた上に、劇中の楽曲も、作詞作曲、歌唱をお任せいただいたことは忘れ難い。」と回顧。

 佐野はアニメだけでなく、実写映画「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」にて蛇骨婆(じゃこつばばあ)役としても出演。水木しげるの作り上げる世界観で唯一無二の存在感を持つ佐野が、「水木しげる御大の最大の功績は、これまでの妖怪の存在を、あらためて網羅して絵画作品にしたことではあるけれど、それはそのまま、目に見えるものと見えないもの、存在を知覚できるものとそうでないものとをひとつにして感じる力を、伝えてくれたことだと思う。本当に、ありがとうございました。そして、これからも、よろしくお願いいたします。」と並々ならぬ思いをコメントした。

 『ゲゲゲの鬼太郎』は、1965年『週刊少年マガジン』の連載に始まり、漫画、アニメ、映画、小説、ドラマ、ゲームなど、半世紀以上にわたって多くの人に愛され続けてきた不朽の名作。登場する妖怪たちの多くは日本古来より伝承された存在で、作者である水木しげるさんが新たな解釈やデザインのアレンジを加えたことで妖怪そのものが広く周知されるようになり、日本の妖怪伝承において大きな影響を与えた作品と言われている。

 物語は人間と妖怪が仲良く暮らす世界を目標に戦う幽霊族最後の生き残りである主人公の鬼太郎が、父親・目玉おやじ、仲間のねこ娘など妖怪たちと共に、人間や妖怪たちを守るために奮闘するストーリーとなっている。

    ランキングゲーム・アニメ

    前日のランキングへ

    ニュース設定