写真 松竹が運営するアートギャラリー「シャトル(SHUTL)」が、米国マサチューセッツ工科大学 メディアラボ(MIT Media Lab)卒のアーティスト 長谷川愛の体験型インスタレーション「パラレル タミー クリニック(PARALLEL TUMMY CLINIC)」を開催する。期間は6月6日から7月7日まで。チケットは事前予約・先着制で1500円。アートスティッカー(ArtSticker)で販売している。
長谷川愛は、英国のロイヤルカレッジオブアート(RCA)、米国マサチューセッツ工科大学 メディアラボ卒のアーティスト。生物学的課題や科学技術の進歩など、現代社会の諸問題をバイオアートやスペキュラティヴ・デザイン等の手法を用いて表現している。 2023年度から慶應義塾大学理工学部准教授を担当するほか、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、森美術館、上海当代芸術館、アメリカの国立女性美術館(NMWA)や、オーストリアのクリエイティブ機関であるアルスエレクトロニカなど国内外で多数展示を行う。
同インスタレーションは、今から50年後の東京を生きる人々をイメージして、長谷川がこれまで継続して取り組んでいる、“体外で胎児を成長させることで、体外妊娠を可能にする装置=「人工子宮」”を主題に制作。人工子宮の活用が一般化された2070年代の東京を舞台に、鑑賞者が東銀座のクリニックで人工子宮の利用を検討するという設定の体験型作品を展開する。なお同作には、構想段階からジェンダーやフェミニズム、多様なセクシュアリティにまつわる社会問題を扱う作品を多数手掛ける作家・演出家・俳優の山田由梨が構想段階から参画した。
◾️PARALLEL TUMMY CLINIC会期:2025年6月6日(金)〜7月7日(月)会場:SHUTL住所:東京都中央区築地4-1-8営業時間:13:00〜20:00 ※日時指定予約制、最終入場受付19:00休館日:火曜、水曜日チケット料金:1500円チケット販売サイト