ドラマ『絶望的につまらない金持ちイケメン彼氏と結婚できますか? #絶望プロポーズ』に出演する佐藤大樹、香音 EXILE/FANTASTICSの佐藤大樹が主演し、俳優・香音がヒロインを務めるドラマ『絶望的につまらない金持ちイケメン彼氏と結婚できますか? #絶望プロポーズ』が、縦型ショートドラマアプリ「タテドラ」にて配信されている。お笑い芸人の上田航平(元ゾフィー)が初めてショートドラマの脚本を手がけた新感覚ラブコメディで、撮影が終了した二人に現場でのエピソードや、作品の見どころについてインタビューを行った。
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――本作への出演が決まったときのお気持ちはいかがでしたか?
【佐藤】僕は以前からSNSの広告で見かける縦型ショートドラマに興味を惹かれていくつかの作品を見ていて、出演が決まる前から「タテドラ」のことも知っていました。その時に見た作品はサスペンス系だったので、ラブコメのお話をいただいた時はテイストの違いに驚きました。でも、上田航平さんが脚本を担当されていることもあってすごく面白い脚本だったので、これはぜひやってみたいと感じました。
【香音】私は他作品の共演者が「タテドラ」のドラマにも出演されたことをきっかけに知りました。「縦型のショートドラマでもこんなに緊張感のある作品が撮れるんだ」と面白く感じていたところに出演のお話をいただいたので、迷わずに「挑戦してみたいです!」とお返事しました。主演の佐藤さんや太田(勇)監督にはほかの現場でもお世話になっていたので、信頼しているみなさんと一緒に撮影ができることもうれしかったです。
――お二人が演じたキャラクターと、役作りで意識したことを教えてください。
【佐藤】明るい性格の役も暗い性格の役も演じたことはありますが、今回演じる主人公・昴の「絶望的につまらない」というキャラクターは初めてで、役作りがすごく難しかったです。僕自身は誰かに笑ってほしい一心で動くことが多いタイプなので、どうしたらいいか分からなくて…。でも、共演した芸人さんたちもみんな“絶妙につまらない”ラインを探しながら撮影していて、その空間はとても面白かったです。よく、「これだとまだ少し面白いから、こうしたらもっとつまらなくなるんじゃないか」という話し合いをしていました。みんなで協力しながら役作りができたので、それに助けられた部分は大きいです。
【香音】私が演じる葵は肉食系女子で、思い描く理想の未来のために積み上げてきたものがあって、プライドも高くて、外面は良いけど内心ではキツいことをたくさん言ってしまうギャップがある子です。裏表のある役を演じたことはあるのですが、葵はただ厳しいところがあるだけではなく、つまらない彼との向き合い方や諦めの姿勢が個性的なキャラクターで新鮮でした。それから、みなさんがつまらなく演じようとしている様子がどうしても面白くて(笑)。必死に笑いをこらえながら撮影していました!
――撮影を行う中で、印象的だった出来事はありますか?
【佐藤】実はこのドラマ、すごく大変な現場だったんです(笑)。1話あたりは2分ほどで短いですが、それが何十話もあるので、短編ドラマというよりも映画を1本撮るような感覚でした。
【香音】たしかに撮影する量が多くて大変だなと感じることもありましたね。でも、現場はすごく楽しかったです!撮影初日に横殴りの大雨が降っている中で撮影するシーンがあったのですが、みんなありえないくらい濡れてしまって。スタッフさんたちも膝下までびちゃびちゃにして寒い中で撮影したんですが、この時に出演者とスタッフ全員の間に絆が生まれたんです(笑)。初日なのに、もう10日間一緒に撮影したくらい結束が強くなって、それ以降の撮影も進めやすくなったと思います。
【佐藤】大変だけど楽しかったし、いい思い出になりました!
■撮影現場では“爆笑”「どうしてもツボに」
――今回のドラマは“面白さ”が一つのテーマになっている作品ですが、お二人は最近思わず爆笑してしまうような出来事はありましたか?
【佐藤】最近で一番笑ったのは、間違いなくこの作品の撮影現場です。クランクイン直後のシーンから既に、出演者全員が笑いをこらえながら演技をしていました。自分が映るシーンでは真面目な表情でしゃべるけど、カメラがほかの人に向いている時は顔を伏せて笑いをこらえたり…本当に楽しかったです!ドラマの撮影現場で爆笑したのは久々でした。
【香音】私も今回の撮影現場ですね、何度も爆笑しました。例えば、とあるシーンで芸人のみなさんとたくさんお話しする機会があったんですが、つまらなくするためのちょっとズレた会話の間だったり、話し方だったりがどうしてもツボにはまってしまって。すっごく頑張って笑いをこらえて「よし、耐えた!」と思っても、やっと落ち着いたタイミングでまた笑いが込み上げてきたりするので大変でした(笑)。
――今回の撮影でも新鮮な場面が多かったと思いますが、お二人が俳優として活動していく中で、今後演じてみたいと思う役はありますか?
【佐藤】僕は先生役をやりたいです。20代のうちは学生服を着て生徒役を演じる機会が多かったのですが、ある作品で先生役を演じた時に、教壇に立ってみんなから視線を浴びる感覚がすごく楽しかったんです。もともと学園ものの作品が好きなので、熱血教師にも憧れがあります。
【香音】私は見た目がふわふわしているけど実は腹黒い、というギャップがある女の子の役が多いので、今度は見た目もクールで大人っぽい、かっこいい感じの役をやってみたいと思っています。普段からキックボクシングを習っているので、いつかアクションにも挑戦してみたいです。
――最後に、作品をご覧になる方に向けてメッセージをお願いします。
【佐藤】『絶望的につまらない金持ちイケメン彼氏と結婚できますか? #絶望プロポーズ』はまずタイトルが興味を惹く作品かと思いますが、名前のインパクトに負けず、中身も導入とオチがしっかりしていて、毎話笑いどころがある作品です。面白くてあっという間に見進めてしまうと思いますし、僕たちが演じる少し距離のあるカップルがお互いに成長してどんな結末を迎えるのか、ぜひ見届けてほしいです。共演者のみなさんも豪華ですし、どのお話を見ても飽きさせない展開になっているので、何度も見て楽しんでいただけたらうれしいです。
【香音】最初にいただいた脚本の時点からすごく面白い作品だったので、その世界観を共演者の方々、スタッフのみなさんと一緒に作り上げました。私自身もとても楽しみながら撮影したので、その面白さが見てくださるみなさんにも伝わればいいなと思っています。ぜひ楽しみにしていてください。