沼津・熱海・三島など静岡5都市で「Uber Taxi」提供開始‐インバウンド需要と"移動の足”不足に対応

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2025年05月15日 12:20  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
Uber Japanは、スマートフォンアプリ Uber でタクシーを配車できる「Uber Taxi」のサービスを、5月15日に新たに静岡県内の沼津市・熱海市・三島市・富士宮市・富士市の5都市で開始した。2月に静岡市で県内初の提供を開始して以来、今回が県内で2度目の展開となる。


2024年に静岡県を訪れた外国人旅行者数は126万人に達し、今後も国内外から多くの旅行者が見込まれる。一方で、静岡県は自家用車利用率が高く、公共交通機関の利用者数が年々減少傾向にあり、さらに運転手の高齢化などの影響もあり、地域における「移動の足不足」が深刻な社会課題となっているという。



こうした背景を受け、Uber Japanは地元タクシー事業者との連携を通じ、より効率的かつスムーズにタクシーを配車できる「Uber Taxi」の提供を開始。今後も静岡県内の複数都市で年内のサービス提供開始を予定している。



同サービスの利用方法は、まずUberアプリで乗車場所と目的地を入力し、メーター料金に基づく乗車料金目安や予測到着時間を確認。その後、配車を依頼すると付近のタクシーとマッチングされる。アプリ画面に表示される到着時間やタクシーの現在位置等を確認し、タクシーの到着を待つ。マッチングされた車両に乗車し、目的地で降車する流れとなる。

同アプリは、アルゴリズムとAI技術の活用で乗客とタクシードライバーを効率的にマッチングするほか、以下の機能を備えている。



自動決済

クレジットカードなどをアプリ上で事前登録すると、乗客は到着してタクシーから降りるだけで、自動的に会計を完了できる。



チャット機能

利用者はマッチングされたドライバーとアプリ上でやり取りができ、具体的な待ち合わせ場所や服装を伝えることで、駅や観光地などの混雑エリアでもスムーズに合流できる。



多言語対応

同アプリは世界70カ国以上で展開され、50言語に対応している。アプリ上でチャットの内容が自動翻訳されるため、タクシードライバーは訪日外国人ともスムーズに会話できる。



評価制度

乗客とドライバー双方が乗車後に評価を行うことで、プラットフォーム全体のクオリティ向上を図り、快適な利用環境を提供する。



また利用者は、月額498円・年額3,998円で加入できる定額サービスプログラム「Uber One」に加入することで、高評価を得ているドライバーと優先的にマッチングされるほか、乗車料金10%相当のUber Oneクレジットが毎回付与され、次回のタクシー乗車時やUber Eatsの割引として利用することができるようになる。(MN ワーク&ライフ編集部)

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