Image by: FASHIONSNAP NHKプロモーション、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁が「DESIGN MUSEUM JAPAN展2025〜集めてつなごう 日本のデザイン〜」を開催する。会期は5月15日から25日まで。
「DESIGN MUSEUM JAPAN展」は、NHK Eテレの番組「デザインミュージアムをデザインする」をベースに、展示を通じて地域の魅力を発信する展覧会で、2021年の初開催以来、国内外を含め今回で8回目の開催となる。今回の展覧会は、菊地敦己(グラフィックデザイナー)、宮永愛子(現代美術作家)、塚本由晴(建築家)、五十嵐久枝(インテリアデザイナー)、菱川勢一(映像工芸作家)、深澤直人(プロダクトデザイナー)、宮前義之(デザイナー)、佐藤卓(グラフィックデザイナー)が2024年度にリサーチした、8つの「デザインの宝物」を軸としている。
メディア向けに開催された企画説明会では、それぞれのクリエイターが自身の展示の内容について紹介を行った。2011年から2019年まで「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」のデザイナーを務め、現在は2021年にスタートしたブランド「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ(A-POC ABLE ISSEY MIYAKE)」を率いる宮前義之は、高知市の街路市を題材とした。高知の街路市は毎週火曜、木曜、金曜、日曜に街路市が立っており、特に日曜の市は江戸時代から300年以上の歴史を持つ。宮前は、市が長年続いているのは何らかの理由があるのではと、自ら高知に赴いて市をリサーチ。市での売り手と買い手とのやりとりを実際に目にしたことでコミュニケーションの大切さを実感したと話し、展示を担当したコーディネーターは宮前が高知で感じたことを会場の展示で追体験してほしいと語った。