<ラグビー・リーグワン:静岡20−35神戸>◇プレーオフ準々決勝◇17日◇大阪・花園ラグビー場◇観衆7006人
静岡ブルーレヴズ(リーグ4位)が、コベルコ神戸スティーラーズ(同5位)に敗れた。
就任2季目の藤井雄一郎監督(55)は「負けたということは(力を)出し切れていない。用意したプレーもほとんどできていない。その中でも何とか食らいついたが、大事なところでミスが出た」と、初出場のプレーオフ(PO)で不完全燃焼に終わったことを悔やんだ。
神戸にはリーグ戦で、今季2戦全勝だった。前評判では静岡が優位とみられたが、結果は違った。
勝負の分かれ目は、静岡が7−3とリードで迎えた前半18分。WTBバレンス・テファレ(24)が相手へのハイタックルで認定トライを与えて逆転を許し、テファレもイエローカードによる10分間の一時退場処分を受けた。
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この数的不利の時間に、神戸に流れが完全に傾いてしまった。後半一時は4点差まで迫ったが、そこから再び神戸に圧倒された。
後半11分に反撃のトライを奪ったSH北村瞬太郎(23)は「80分間の打ち合いで負けた。それが悔しかった。ゲームメークで後手に回り、押し込まれた」と振り返った。
テファレも自らの一時退場を「残念」と肩を落としながら、未体験の大舞台に出場し「POに出た経験で次に向けて頑張りたい」と言い、南アフリカ代表NO8クワッガ・スミス主将(31)は「自分たちの遂行力がなかった。これが未来への経験につながったと思う」と前向きだった。
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