ミツビシ、新型『エクリプスクロス』を2025年9月に発表。i-MiEV以来初のBEVとして欧州投入へ

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2025年05月21日 07:20  AUTOSPORT web

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ミツビシ・モーターズ・ヨーロッパB.V.は2025年9月に新型エクリプスクロスを発表することを明らかにした
 ミツビシ・モーターズ・ヨーロッパは5月13日、新型『Eclipse Cross(エクリプスクロス)』を2025年9月に発表することをに明らかにした。

 現在、ガソリンモデルとプラグインハイブリッド(PHEV)モデルがラインアップされている『ミツビシ・エクリプスクロス』だが、次世代型はフル電動SUVとなる。これは同モデルが、2010年に『i-MiEV(アイミーブ)』が大手メーカー初の量産バッテリーEV(BEV)として登場して以来、三菱自動車がヨーロッパで発売する最初のBEVになることを意味する。

 また、激戦区のCセグメントSUV市場に参入する新型エクリプスクロスは、2025年にミツビシがヨーロッパで発売する3番目のSUVモデルとなる。第一弾は今春に販売が開始された『アウトランダーPHEV』。第二弾は7月発売予定の新型『グランディス』だ。エクリプスクロスと同じくC-SUVに属する後者には、ガソリン車とハイブリッド車が設定される。

 ミツビシは新型エクリプスクロスについて、「広々とした多用途な室内空間と先進技術を搭載し、現代のファミリー層のニーズに応えることを目指す」としている。そのなかでは先進のドライブトレイン技術に加え、最新のADAS(先進運転支援)システムとGoogleビルトインを搭載した最先端のインフォテインメントシステムを採用することがアナウンスされた。

 またデザインにおいては、ドイツのフランクフルト近郊に拠点を置くミツビシ・モーターズ・ヨーロッパ・デザインが監修し、ミツビシの特徴である“ダイナミックシールド”を用いながら未来的なEVデザインを完成させたという。

 ルノー・グループのアンペア社ドゥエ工場で生産されるこの新型BEVには、バッテリー容量の異なる2種類のモデルが用意され、ロングレンジ仕様は2025年第4四半期よりデリバリーが開始される。一方のミドルレンジ仕様は2026年に発売開始予定だ。

 なお今回の発表において日本市場への言及はなく、ヨーロッパ向けに開発され、ヨーロッパで製造されることに重点が置かれている。

https://youtu.be/0fta-LDKtgo

[オートスポーツweb 2025年05月21日]

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