日米、３回目の関税交渉＝６月首脳会談へ閣僚で道筋

2025年05月24日 05:01 時事通信社

　【ワシントン時事】トランプ米政権の関税措置見直しに向け、赤沢亮正経済再生担当相が２３日（日本時間２３日夜～２４日未明）、米ワシントンで３回目の閣僚級交渉を行った。赤沢氏は国内産業への打撃が大きい自動車への２５％の追加関税を含む一連の措置撤回を改めて求めた。６月中旬の日米首脳会談をにらみ、合意への道筋を付けたい考えだが、自動車関税を交渉対象とするか米国側との溝は埋まっておらず、交渉の行方は不透明だ。

　赤沢氏はラトニック商務長官、グリア通商代表部（ＵＳＴＲ）代表とそれぞれ会談。来週には改めて訪米し、ベセント財務長官とも協議する方向で調整している。　