日産自動車の電気自動車(EV)「リーフ」の3代目モデル(同社提供) 日産自動車は17日、電気自動車(EV)「リーフ」の3代目モデルを年内に発売すると発表した。上位タイプは1回の充電で走行できる距離が約600キロと、従来の1.5倍に延長。15分間の急速充電で250キロ以上走れる。価格は未定。米国市場には今秋に、欧州は2026年春に投入する。
リーフは10年の初代モデル発売後、累計70万台以上販売された。日産は米国などでEVの売れ行きが鈍ったほか、ハイブリッド車(HV)の新車投入が遅れ、販売不振に直面。EVの主力車種と位置付けるリーフの刷新を通じ、反転攻勢につなげたい考えだ。
商品企画担当の遠藤慶至氏は、新型リーフについて「日産のEVの新しいスタンダードをつくりたい」と語った。