テニスの試合のワンシーンかと思ったら……　「お見事」「調整がすごい」意外な正体に驚がく【海外】

　観客たちがテニスの試合を見る風景……その意外な正体を写した動画が、Instagramに投稿されました。動画は記事執筆時点で950万4000回以上再生され、39万3000件以上の“いいね”を集めました。

【画像】試合の正体

テニスの会場に見えて……

　動画が投稿されたのは、Instagramアカウント「Internazionali BNL d'Italia」（@internazionalibnlditalia）。このアカウントでは、イタリア・ローマで毎年5月に開催されるプロテニス大会、通称「イタリア国際」の模様が公開されています。

　今回紹介するのは、アーティストがイタリア国際の会場で周囲の風景を描いたときの様子です。観客が試合を見守る中、アーティストが小さなオレンジ色のカードを固定し、その場で絵を描き始めました。

目の前の風景をカードの中に描き入れる

　アーティストはまず、会場の白い客席やうしろに見える木々など背景を丁寧に描きます。さらに席を埋め尽くす観客の姿も細やかに描きます。しかし時間とともに変化する光や空、人々の動きを捉えて描くのはとても大変そうです。

　そうして完成した作品を見ると……会場風景とぴったり一致する仕上がりに！　色彩はその場の空気を反映したような絶妙なトーンで、絵と現実が分からなくなるほどの精密さです。

　刻々と状況が変化する会場で静かに筆を動かし、目の前の一瞬を切り取るアーティスト。その集中力と技術力に驚かされる動画でした。

たくさんのコメントが寄せられる

　コメント欄では「息をのむ素晴らしさだ」「お見事！」「背景と一体化している……すごすぎる！」「光が変わるごとに色を調整しなければいけないのに、それができるなんて」「これを会場で見られた人はラッキーだね」などの声が見られました。