
ファミリーマートは5月11日、デザートカテゴリーで売り上げ上位を占めるシュークリーム2商品をリニューアルしたと発表した。5月12日からは食感にこだわった新商品のシュークリーム2品を発売する。
同社は2026年のスイーツ戦略の方針として「分かりやすさ」を掲げる。物価高を背景に、消費者が購入時の失敗を避ける傾向がある中、定番商品の育成とコストパフォーマンスの高い商品の展開を進めるという。
リニューアルしたのは、デザートカテゴリーで売り上げ1位の「クリームたっぷり!ダブルシュー」(198円)と、2位の「バニラたっぷり!濃厚カスタードシュー」(180円)。
「クリームたっぷり!ダブルシュー」は、ホイップクリームとカスタードの2種類のクリームが入った商品。生地の量はそのままに、より大きく膨らむ配合に見直し、中のクリームを増量した。他のデザートと比べると男性比率が高い商品なため、価格を据え置いたまま食べ応えを高めた。
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「バニラたっぷり!濃厚カスタードシュー」は、主な購買層である50〜60代女性に向け、より濃厚で満足感のある味わいへ刷新した。カスタードに使用するバニラビーンズを従来比1.5倍とし、風味の豊かさを高めた。
商品本部スイーツ部長の鈴木崇義氏は、物価高によって消費者の選択が慎重になっていると分析する。
「食品の値段が上がる中で、さらにお金を出して購入いただいているので、失敗したくないと考えるのは当然のこと。今必要なのは、誰もが知っていて安心して買えるスイーツ。人気で味の想像がしやすい“絶対失敗しない定番商品”のリニューアルと、安心感がありながら“ワクワクできる進化をプラスした新商品”の2軸で展開していく」(鈴木氏)
●新商品のシュークリームは“食感”を重視
新商品として投入するのは、クッキー生地の「ザクほろ」食感が特徴の「ザクほろシュー(チョコクリーム)」(238円)と、もちもち食感の生地を採用した「もちむにシュー(ミルククリーム)」(213円)。
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「ザクほろシュー(チョコクリーム)」は20〜30代男女、「もちむにシュー(ミルククリーム)」は40〜50代女性を主なターゲットに設定した。
鈴木氏は「近年、おいしさを感じる要素として、甘い・からい・しょっぱいといった味覚的要素だけでなく、食感のウエイトが非常に高まっている」と説明する。
ファミマの調査でも、シュークリーム選びで重視するポイントとして「クリームの味」「価格」に次いで「生地の食感」が3番目に多かった。
こうした流れは、4月発売の「超も〜っちりパン」シリーズにも反映されている。人気パンを“もちもち食感”へ進化させた同シリーズはSNSでも反響を集め、累計販売数は1000万食を突破した。
市場全体でも、中東の極細乾麺とピスタチオペーストをチョコレートで包んだザクザク食感の「ドバイチョコ」や、多彩な食感を打ち出した「新食感グミ」など、食感そのものを価値として訴求する商品への注目が高まっているという。
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ファミマは今回のキャンペーンを通し、デザートカテゴリー全体で前年比110%の売り上げを目指す。
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