両陛下訪問「極めて重要な意義」=オランダ、ベルギー王室と深い親交―君塚直隆・駒沢大教授

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2026年06月14日 07:31  時事通信社

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時事通信社

取材に応じる駒沢大の君塚直隆教授=4月23日、東京都豊島区
 天皇、皇后両陛下が13〜26日の日程で訪問されるオランダ、ベルギー両国王室と皇室は長年の交流で深い親交がある。今回の訪問の意義と展望を、海外王室事情に詳しい君塚直隆・駒沢大教授に聞いた。

 両陛下の国賓としての訪問は、長年築き上げた両国との絆を一層深める旅となる。立憲君主国で、欧州連合(EU)の原加盟国でもある両国への訪問はわが国にとって極めて重要な意義がある。

 オランダとは、第2次大戦中のインドネシアでの捕虜問題を巡って紆余(うよ)曲折があり、ベアトリクス女王(当時)は昭和天皇の大喪の礼に来られなかった。女王が1991年に来日し、平成時代の2000年の上皇ご夫妻の訪問を経て、ようやく良い関係ができた。天皇陛下とウィレム・アレクサンダー国王は戦後生まれで、共に水問題に取り組み、家族ぐるみで親善を深めてきた。

 ベルギー王室とは、昭和以降の3代の天皇と時の国王が親密に交流してきた。53年の皇太子明仁親王(現上皇さま)の欧米歴訪時にはボードワン1世から歓待を受け、昭和天皇の71年の訪欧は、同1世からの招請がきっかけで実現した。上皇さまは同年代である同1世と、他の外国元首の中でも特に親密だった。その絆が、次世代の天皇陛下とフィリップ国王に継承されている。

 次期女王であるオランダのカタリナ・アマリア王女、ベルギーのエリザベート王女はいずれも愛子さまと同年代。女性皇族が結婚後も皇室に残る案が議論されているが、外国王室との親善を継続していく上でも、結婚後も残る意味は大きい。世界秩序が大きく変化する中、政治家や外交官とは別次元である皇室と王室の「ソフト外交」は今後ますます重要になると確信している。 

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